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自然環境


日本の地形

・私たちの暮らす陸地はプレートと呼ばれるいくつかの岩盤の上に乗っており、それぞれ移動している。
・移動の方向や速さはプレートにより異なるので、プレート同士は衝突・分離・横方向のずれが生じる。
・日本付近に分布する狭まる境界では、衝突された陸地が圧力により隆起し、急峻な山地が形成されている。
断層:プレート同士が衝突した際に生じた亀裂。
地震:断層やプレートの境界がずれた際に発生する。
火山活動:日本付近ではプレート境界に沿って地下5~10kmにマグマだまりが形成→マグマが上昇することで生じる。
火山火山活動により地上に噴出した溶岩火山灰などの噴出物が堆積することにより形成される。
・急峻な地形では河川が急勾配となり、侵食が激しく、多量の土砂を下流に供給する。→平野や平野のなかに見られるさまざまな地形が形成される。
・日本の海岸線:長く複雑であり、リアス海岸が形成されている地域もある。
・日本では、海岸に面した平野に多くの人々が居住し、人口集中地域となっている。=住宅の密集、火災や家屋の倒壊等人的被害を伴う自然災害のリスクが高い。

日本の気候

・日本の気候:年間を通して降水のある、世界的に見ても降水量が多く、四季がある。
・夏には、暖かく湿潤な南寄りの季節風が卓越し、フェーン現象による高温被害が生じることもある。
・冬には「西高東低」という気圧配置となることが多く、大陸からの低温で乾燥した北西からの季節風が日本海の上空で水蒸気を含み、日本海側を中心に降雪をもたらす。
・春と秋には暖かく乾燥した移動性高気圧と温帯低気圧が交互に日本付近を通過し、天気は周期的に変わる。
・春から夏と夏から秋への移行期には、日本付近で暖かく湿潤な南方の気流と低温で湿な北方からの気流がぶつかり、梅雨前線秋雨前線が停滞する。
・夏から秋を中心に、大平洋上では熱帯低気圧や台風が発生し、日本に接近する。
・台風は大平洋高気圧の縁に沿って北上することが多いため、太平洋高気圧の勢力が弱まる8月下旬から10月中旬ごろにかけて日本に接近することが多い。
・台風による大雨や暴風は、日本の各地に洪水や土砂崩れ、高潮などの自然災害を引き起こす危険がある。