夢を考える話

夢。ゆめ。ユメ。
広辞苑より抜粋しましたところ、以下の意味だそうです。
①睡眠中に持つ幻覚。ふつう目覚めた後に意識される。多く視覚的な性質を帯びるが、聴覚・味覚・運動感覚に関係するものもある。精神分析では、抑圧されていた願望を充足させる働きを持つとする。古今和歌集恋「思ひつつ寝ぬればや人の見えつらむ―と知りせばさめざらましを」。「―を見る」
 ②はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。古今和歌集哀傷「寝ても見ゆ寝でも見えけりおほかたはうつせみの世ぞ―にはありける」。「―の世」「太平の―」
 ③空想的な願望。心のまよい。迷夢。「いたずらに―を追う」
 ④将来実現したい願い。理想。「海外雄飛が彼の―だ」「―を描く」

小さなころ、一番苦手な質問だったのが「将来の夢はなんですか」というヤツ。
当時は何にも考えが浮かんでこないのが嫌で嫌で嫌で嫌で仕方なかった。
本当に何も思いつかない、思いつけない自分が最低だとおもってしまうほどに追い込まれるくらいこの質問が苦手だった。
だってね、顔をあげたら周りの方々はみんな何かしら自分の夢としてそれを口から発することができているし、なかにはその夢を現実にしている人も少なくない。
そんな中で中長期的な自分のこれからを何一つ考えられない自分にとても劣等感を抱いていた。

大人になったって変わんないよ。
いつだって、何にだってなれるかもしれないけど、それは夢や将来を意識している人の話で、私にはそれができない。考えてないだけでしょ?って言われたらそれまでかもしれないけど、本当に考えても考えても出てこなくって、辛い。

でも一つだけ、文字を紡ぐことはしていたい。
だからきっと今もこうやって何かを書いているのかなって、そんなことを考えてます。

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