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Meteor派宣言~③RAYにおけるMeteorの立ち位置

最終回です。
こんな駄文にお付き合いいただいた方には感謝の念しかありません。

私がMeteor派になった日

もしここまでの二回を読んでいただけた方がいたら信じがたいことでしょうが、
私がMeteor派になったのはRingo Deathstarrファンだからではないのです。

Meteor派になる前の私のツイートです。
このときもクソ長文ツイかましていますが、まさかnoteを三回に渡って書くとは自分でも予期できませんでした…

2024/1/7
この日がMeteor派が生まれた日です。
ハードコアバンドと対バンしたKEEP AND WALK FESTの日です。
この日のMeteorは私が見たイベント前半のどのバンドよりもうるさかったwww
そして私の8回のRAYのライブ体験でもダントツでうるさかったw
そうです、音源としてのMeteorとライブでのMeteorはまったく別物なんですよ!
ライブでのMeteorを聴いたときに私が思い出したのはポストロックの雄、Mogwaiのスチュアートの言葉です。
ライブと同じレベルでノイズを聴けるのは、ケヴィン・シールズのMogwai Fear Satan remixだよという内容の言葉です。
違法アップかと思うのでここには載せませんが、
youtubeでMogwai Fear Satan My Bloody Valentineと検索してください。
この曲こそ真のノイズミュージックで、ライブでのMeteorはこの系譜に連なる曲です。
つまり、音源版Meteorとライブ版Meteorの関係は、Mogwai Fear SatanとMogwai Fear Satan(My Bloody Valentine mix)の関係と同じということが言いたかったのです。
RAYで本物のノイズミュージックを聴くなら、ライブでMeteorを聴くしかないのです!!!!

RAYにおけるMeteorの立ち位置

ここでいったんまとめます。
ここまでの三回の投稿で、私はMeteorには二つの側面があると主張したかったのです。

①My Bloody Valentineから始まり、ニューゲイザーたちが紬いだシューゲイズの歴史を象徴する一曲
②The Most Cutting Edge Alternative Idolを自負するRAYのアヴァンギャルドな面を象徴する一曲

どうでしょう?
Meteorがいかに重要な曲であるか伝わったでしょうか?

※MeteorのMVはシューゲイズの歴史を意識していますよね。
あれは映画Lost in TranslationでマイブラのSometimesが流れるシーンのオマージュでしょう。

ここまでで私が言いたかったことはだいたい書き切りました。
ここからはただの蛇足です。

なぜMeteorは不遇なのか

そもそもMeteorは不遇と騒いでいるクソオタクは私一人なのです。
私が勝手に曲解しているだけかもしれないのでエビデンスを出しましょう。
半年ぐらいのスパンがあれば十分かと思うので、
23年7月以降にMeteorが何回ライブで披露されたかRAY公式ツイッターで検索しました。
7/22
7/30
8/7
9/5
9/17
11/12
11/20
11/23
1/7
計9回でした。
ちなみに同じPink収録曲のシルエットは15回、星に願いをは14回でした。
やや少なくないか…!?
私が力説した通り、Meteorには重要な意義があるにも関わらずです。
しかし、しょうがないのです。
Meteorがあまり披露されないのはMeteorのMeteorたる由縁が原因なので…

Meteorがあまり披露されない理由:うるさすぎる

結局のところこれに尽きます。
かつて私がXinlisupremeというガッチガチのノイズミュージックにはまっていたとき、
彼の4bombsを友人に貸しました。
友人はうるせー!!と言って3秒で再生停止を押したそうですw
Meteorをライブでやったら同じことが起きるでしょう。
アイドルフェスでMeteorが流れた瞬間、フロアからRAYオタ以外は逃げ出しますねw
他のアイドルのファンをRAYに取り込むのに一番不向きなのがMeteorです。
ですから、Meteorが披露される機会は単独か爆音系のバンドイベントに限られます。
Meteorが不遇に思えてしまう最大の原因ですね。
でも、音圧を抑えたMeteorなど聴きたくないので、これは仕方がないです。

そもそもRAYオタはMeteorを好んでいるのか

暇人なんで、昨年みんなのRAYが好きな曲ツイートを集計したんですよね。
有効票数が459で、Meteorは11票。
最多がわた夜の28票でかなり票がばらけたのが印象的でした。
今やったら結果は変わるでしょうけど、Meteor派としてはこの結果は大満足です。
ちゃんとMeteorを愛してくれている人が存在するんだと感無量です。
ただ、爆発的に愛されているわけでもないのです。

Meteorが爆発的支持を得られない理由:アイドル性との相性の悪さ

Meteorって洋楽特有の起伏の少ないメロディなんですよね。
洋楽よりも邦楽を好む人って起承転結や物語性のあるメロディを好むのかなあと勝手に思っています。
Meteorでは歌が曲の主役でなく、あくまで曲を構成する一部でしかないです。
そしてビート感に特徴があるわけでもないのでめちゃくちゃ踊れる曲でもない。
アイドル個人の歌やダンスが映える曲にそもそもなっていないのです。
(でも、KAMONEとかを乗りこなす今のRAYならそこはどうにでもなりそう)
というわけで、RAYをどういう文脈で解釈するかという点において、
邦楽やアイドルという文脈ではMeteorは支持されづらいかなと。

そもそもMeteorのよさとは

Meteorアンチみたいなことばかり書いてしまったし、Meteorのよさも歴史的とか象徴的とかの意義という親しみの持ちにくいことばかり書いてしまったので、シンプルに曲としてのよさを書きましょう。

・気怠げな曲の雰囲気
・サビの轟音ギターとシンプルだからこそ印象に残るメロディとドラムの絡み合い
・荒れ狂うギタープレイ
・歌を押し出していないがゆえのサウンドミックスの自由さ→ライブでの爆音化が可能
・ライブで聴くと脳が溶けて耳が破壊される(耳栓推奨)

うーん、ちょっと弱いなあ。
繰り返しますが、音源MeteorとライブMeteorは別物なので、やはり実際に聴いてもらうしかないです。

Meteorを楽しむために

今回、Meteor一曲を語るのに三回の執筆を要した理由がここです。
Meteorを楽しむためにそのバックボーンとなる曲を聴いて欲しかったのです。
マイブラなどのオリジナルシューゲイザーだけでなく、Ringo Deathstarrを含めたニューゲイザーも聴いてみてください。
洋楽特有の起伏の少ない、けれどもバリエーションが少ないからこそやたら印象に残るメロディは一度はまったらスルメのように味が出ます。
また、ライブでのMeteorに腰を抜かさないよう、ノイズミュージックにも触れておくとより楽しめると思います。
おすすめは前述のMogwai Fear Satan(My Bloody Valentine mix)とXinlisupremeのSeaside Voice Guitar ADです。

Meteorを聴ける機会を一度でも増やしたいという私利私欲で書き始めたこのnoteですが、
ニューゲイザーたちがRAYが受け入れられやすい土壌を作ってくれたように、
みなさんがMeteorを愛するきっかけになってくれたらと思っております。

最後に

今日の仕事中、たまたまツイッター触っていたのです(仕事しろ)。

恥ずかしい助詞の間違いをしていますが(ありがたいことにリプきたから消されへんw)、
Meteor派のゴールはこれしかないと思いました。
Ringo Deathstarr演奏によるRAYのMeteorというゴールまでMeteor派の灯は消えません。
Meteorを今まで愛してきたそこのあなたも、Meteorを愛し始めたそこのあなたも、みんなが今日からMeteor派です。
みんなにはあなたも含まれるのですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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