チェルシー 〜9年の時を経て〜
どうも、Fuです。
今回は、先日の記事に引き続き、FIFAクラブワールドカップの決勝について記事を書いていこうと思います。
タイトルにもある通り、チェルシーが9年の時を経て、クラブワールドカップ優勝を果たしたので、そのチェルシーにフォーカスしました。あと、僕がチェルシーファンなので。
vs南米王者
知っての通り、FIFAクラブワールドカップは、年に1回行われている世界の約30万あるクラブチームの頂点を決める大会です。
決勝のカードは、南米王者ブラジルの名門パルメイラス対欧州王者チェルシー。
順当と言えば順当、どちらも準決勝からの出場で、その強さがトーナメントにも影響している。予選となる各大会の出場チームの多さもあるが。
パルメイラスは、これまで一度出場して2位という結果で終わっている。さらに、これまで出場してきたサンパウロ州の名門クラブサントス、コリンチャンス(9年前チェルシーに勝って優勝したチーム)、サンパウロはそれぞれ優勝している。
パルメイラスのみ優勝していない。結果を残していない。だから、今回の大会に懸ける思いがプレーに表れるのではと期待している。
現にチェルシーMFジョルジーニョ(イタリア代表)は、「彼らはすべてを懸けてくる。ブラジルのチームにとって、非常に重要なんだ。全力で僕たちに向かってくる。それに備えなければいけない」と非常に警戒している。(下記の記事を参考)
また、ブラジルのチームということで、ブラジル独特のリズミカルなドリブル、攻撃的なサッカーを展開すると思うので、試合の流れがどうなるか楽しみである。
結果
結果は、2−1でチェルシーの勝利。
チェルシーのスタメンには、僕が先日書いた記事の注目選手が入っており、アフリカネイションズカップ優勝の立役者の一人GKメンディ、ランパード(元チェルシー主将)の後継者MFマウント、万能型MFコヴァチッチ、主将DFアスピリクエタなどが名を連ねた。
さらに、決勝にトーマス・トゥヘル監督が戻ってきたので、そこも楽しみ。
前半は、どちらもカウンターを狙っているように見えた。パルメイラスは、中盤でボールを取ると、すぐさま前線へフィードを送り攻撃を仕掛ける。対するチェルシーもボールを素早く回し、ルカクを楔に攻撃を仕掛ける。
どちらかと言うとパルメイラスの方が、見せ場を作れている印象。
そして前半30分に、まさかの注目のマウントがプリシッチと交代。足を痛めた様子。
そして前半のホイッスルが鳴り、0−0で折り返す。
後半に入り、両者攻撃がこう着状態だったが、54分ハドソン=オドイからのクロスにルカクが頭で合わせ、チェルシーが先制。1−0、ルカクは2戦連発。
その後は、リズムに乗ったのかチェルシーが怒涛の攻めを見せ幾度となくチャンスを作っている。
だが、64分チアゴ・シウヴァの手がボールに当たったとパルメイラスがハンドを要求すると、VARによりPKを獲得。これをベイガが冷静に決め、1−1の同点。
その後、どちらも選手を入れ替えたり、戦術を変えていくが得点には結び付かず、後半1−1で延長戦へと突入。
延長戦前半は、何も起きないまま笛が鳴り、後半に入る。
後半では、お互いリスクを冒すのを恐れ慎重に試合運びをしていたが、延長113分コーナーキックからパルメイラスのゴール前でDFアスピリクエタが相手がハンドをしたと要求。VARによりこれが認められ、PKを獲得。
これをFWハヴァーツが左隅に決め、2−1。ついにチェルシーが勝ち越し。
勝者が決まった。
悲願のタイトル
チェルシーは2度目の出場となり、1回目の2012年のクラブワールドカップに出場した際は、ブラジルのコリンチャンスに負け、無念の準優勝に終わっている。
これまで16回開催されてきたクラブワールドカップでは、ほとんど欧州王者が優勝する傾向にあったが、その中でもチェルシーは優勝できていない。
そもそも欧州(ヨーロッパ)において、クラブワールドカップに出場すること自体難しい。
スペイン🇪🇸には、レアル・マドリード、バルセロナ。フランス🇫🇷には、パリSG。イタリア🇮🇹には、インテル、ミラン、ユベントス。ドイツ🇩🇪には、バイエルン・ミュンヘン、ドルトムント。イングランド🏴には、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールetc
まだ他にも強豪はいるが、これだけ見てもそれぞれが世界一を獲ることが出来るチームが揃っている。
なので、このまたとないチャンスで世界一を獲ったチェルシーに拍手を送りたい。(優勝した瞬間は拍手じゃなくて叫びました。)
個人的に9年前の屈辱を知っている主将のチェルシーDFアスピリクエタには、何としてでも優勝して欲しかったところもあるので、なおさら感動した。
どちらも優勝に値する力を持っていて、カウンターなど展開も早かったので、見ててとても面白かった。(けっこう眠たかった)
現地に行って海外サッカーを観戦するのが夢なので、今後もチェルシーを応援していこうと思います。