喋ってはいけない。
こんにちは。
藤原たまえプロデュースの藤原珠恵です。
今日から梅雨入りみたいですね。
今年の梅雨は蒸し暑いとか・・まぁ梅雨は蒸し暑いもんか。
梅雨が明けたらもう夏ですもんね・・本当に早い。
みなさんは夏の思い出ってありますか?
私はですね、夏といえば朝鮮舞踊の発表会だったんです。練習に励み、先生に怒鳴られ、お昼には弁天堂(鶴橋にあったおにぎり屋さん)のツナマヨとかやくのおにぎりを食べ、また怒鳴られ、怒鳴られ、「帰りなさい!」と言われ、泣いて、また怒鳴られ・・。
まぁ鬼ですわ。
でもこんなに辛くても発表会が終わると寂しくて。今こうして舞台の仕事をしている原点は間違いなくこの経験があったから。いつか朝鮮舞踊の先生・姜輝鮮(カンフィソン)さんについて記事を書こうと思います。
そして夏といえばプールですよね。昔よく住之江プール?(正式な名前わからん!)行ってました。何か1日中いたような気がします。ほんと子供の頃の体力って凄いですよね。学校でも休み時間になれば鬼ごっこやゴム飛び、ドッチボール・・今じゃ考えられない。
でね、昨日のニュース。学校でのプールの授業で先生が発した言葉。
「友達と喋らないでね」
わかりますよ。今、世間はすげー厳しいですもんね。先生だって言いたくて言ってる訳ではないんでしょう。でも・・本当にそれでいいのかな?って思うんです。私が子供だったらストレス半端ないと思うんですよね。
心の中で歌う・・。なんだろう。この“例えば”が笑わしにかかってる気がするんですが、本気なんですよね?これ。
甥っ子、姪っ子たちの運動会、音楽発表会なども次々中止になっています。インターハイや甲子園なども中止になっちゃいましたよね。私も舞台が中止になりました。でも、人々が言う
今は仕方ない。
この言葉で片付けられてしまう今の世の中「責任取れ」と言う割に「仕方ない」。これこそ無責任だと私は思ってしまう。
じゃあいつになったらいいんだろう。感染者が0になったら?コロナウイルスがこの世からいなくなったら?
舞台だってそう。“今はリスクが高い”。じゃあいつになったらいいんですか?
きっとそれって明確なものはなくて、ただ世間体を気にしてるだけだと私は思っています。
これ6月10日の国会中継。ソーシャルディスタンス守ってますか?
国から指示している事を国会ではやっていないのに私たちには要求する。子供たちは肩身の狭い思いをしている。
ほんとーに、ほんとーに納得がいかない。
何が一番嫌かって、こんな矛盾だらけでも、子供たちって言うこと聞くじゃないですか。先生が喋ったらダメと言ったら喋らないし、距離を取って歩きましょうって言ったらちゃんとやる(私みたいに言う事聞かない子もいますが)
聞かなくていい事も聞かないといけない。
守らなくていい事も守らないといけない。
こんな肩身の狭い思いをしながら育った子供たちはどうなってしまうのだろう。
私も何かをできている訳ではない。でも自分で考えて納得いかない事は、声を上げていいと思ってます。
そうじゃないと本当に国のいいなりになってしまう。それにあとから国のせいにしたくない。
自分で考えて行動するんだ。
道頓堀にて。お好み焼きとたまちゃん。
藤原珠恵