PauperSummitCup3に出ました!
こんにちは。ほえ(吠左衛門)と申します。パウサミ3に参加された方々のレポートに触発されて初めてnoteを書いてみました。駄文失礼いたします!あと数日経ってしまったので記憶違いありましたらすみません。
0.パウサミに出たい!
昨年の夏ごろにパウパーというものを知ったのですが、時すでに遅く、パウサミ2は遠い過去に。配信のアーカイブや、参加者のデッキを使った対戦動画、さらには実際に平日大会で縫い翼マッドネスと当たったりして、憧れだけが強くなっていきました。
そんな中、ついに第3回開催発表! 勢いこんで申し込んだら予約順が5番目でした。
1.デッキ選択
パウサミのことを、「デッキリストで自分を表現する場所」と勝手に思い込んでいる私は、多少なりともオリジナリティのあるデッキを持ち込みたいと考えました。
そこでサイボーグ。まず名前がかっこいいし、メタにも全然いない。そして3/3のクリーチャーを早いターンから展開できれば、赤単カルドーサとかに強いんじゃないか? あと名前がかっこいい。みたいな安易な考えで調整を始めます。
平日大会に出たり、フリプ会に参加したりして、構成も白青、白青黒、白黒赤などの変遷を経て、結局当日持ち込んだデッキはこちら。
…っておい!!!!!ほぼボロスシンセサイザーじゃねえか!!!!
オリジナリティどこ行った!!!???
いやーどうしてもデッキの顔、『献身的な補充兵』抜けちゃう。これはしょうがない。早いターンに出せると1マナ3/3はそこそこ強いんですが、後半になるとどうしても「ついでに出しとくかー」くらいのテンションで召喚して、相手のデカいクリーチャーの攻撃をチャンプブロックして終わり、みたいなことが多くなっちゃう。ごめん、不採用。許してください。
そして、アーティファクトシナジーを使った3色のデッキって、「グリクシス親和でよくね?」という疑問が常につきまとう。でも親和は握りたくない。なんせメタのトップだから。そんなわけで、泣く泣くサイボーグ成分を減らしてボロスシンセに寄せました。
ただ、サイボーグの先輩である角とうふさんに教えていただいた、『大顎の大司法官』と『Clowning Around』のシナジーは何とか使いたかったので死守。
あと、デッキ名はかなり気に入ってます。
2.対戦スタート!
第1試合 vs.赤単バーン ✕○○
以前TCで当たったことのある方と対戦。デッキ相性としてはそこまで悪くないと思っているのでとにかく攻めることに。
G1は普通に回られて負け。『航海士のコンパス』でライフゲインされたのには驚きました。赤単なのに! さらに起動型能力で『大焼炉』に「山」タイプを付与して『火炎破』のピッチコストにあてるなど、あまり予想していなかったシナジーが飛び出すあたり、のっけから「パウパーやってるな!」感満載で楽しかったです。
G2はお互い有効なカードが引けず、こちらの『スレイベンの検査官』と『黎明運びのクレリック』のパワー1コンビで延々殴り続けてなんとか勝ち。G3は『実験統合機』が欲しいカードを引いてくれて、こちらのクリーチャー展開が上回って勝ち。
第2試合 vs.Caw-Gate ✕✕
今大会の優勝者TSUBASAさんとのマッチ。以前一度フリプしたときも、丁寧なプレイングをされて全く歯が立たなかった…。なので嫌な予感がしていましたが、的中。何もさせてもらえませんでした。
とくに除去以外だいたいの呪文は通してくれたのに、『実験統合機』だけは絶対にカウンターされちゃうあたり、場数の違いを感じました。ボロスシンセの本質は、やっぱりデッキ名の通り『実験統合機』。
とにかく『聖なる猫』がきつい!ギリギリまで攻めていても最後の最後でライフを回復されてしまう。除去するけど、不朽で戻ってくるのでもう一枚除去が必要になる。さらにカウンターも豊富なのでミッドレンジの除去枚数ではどうしても追いつけない…。修行します。
余談ですが、KATANAスリーブは手触りがいいけど、高いし使っているうちにネチョネチョしてくるという認識で一致しました。現場からは以上です。
第3試合 vs.カルニブラック ✕✕
ついに来た、現在のTier1デッキとの対戦。しかしTwitterで「シンセはカルニに有利」というツイートを見かけた気がするので心を強く持って挑みます。
が、全然有利じゃない。クリーチャーを出しても出しても尽きることのない除去に、盤面有利を作れず、じわじわと削られて敗北。
ちなみに、『カルドーサの再誕』入りなど、横展開に特化したバージョンならもっとやれたかもしれません。事実、パウサミ後にカルドーサ入りのリストで組んで平日大会に出たらカルニに勝てました。
第4試合 vs.黒赤緑ビートダウン 〇〇
いつもTwitterで私のツイートに反応してくださるufoさんとの初対戦。ufoさんのレポートにもありましたが、『大司法官』を早めに展開できたので、ライフレースを有利に進めて勝つことができました。
『ヴィーアシーノの殺戮士』などの初めて見るカードもあり、なによりジャンドという色のコンセプトにぴったりの野心あふれるアグロ構成で、デッキへの愛が伝わってきました。
その点、シンセに流された私ときたら…。デッキビルダーへの道は長くて遠い。
第5試合 vs.裏返しコンボ ✕〇〇
お相手の最初のクリーチャーは『ファラジの考古学者』。「テラーかな?」と思っていたら次に飛び出したのは…『不屈の部族』!
う、「裏返しコンボ」!? もとい「不屈の部族シュート」!!!????これ動画で見たことあるやつーーーー!!!!!
めちゃくちゃテンション上がりました。こういう対戦があるのが大型大会の楽しさなんですね!
G1はタフネスが上がるので火力の除去は利かないかもなー、とか思っているうちに『結婚式への招待状』でブロックできなくなり一撃死。
G2、G3はとにかくクリーチャー展開を重視して攻め立て、コンボルートが整う前に殴り切れて勝ち。ここで3勝2敗。勝ち越しが見えてきました。
第6試合 vs.スリヴァー ✕✕
ほとんど対戦したことがないスリヴァーデッキということで完全にテンパってしまい、スリヴァーの見分けがつかなくなったり『感電破』の対象を間違えるなどよくないミスをしてしまいました。反省してます。お相手の優しさに感謝です。
除去を火力に頼っており、なおかつサイズの大きいクリーチャーもいない今回のデッキでは相性もほぼ絶望的で、とくに見るべきところもなく敗北。
これで3勝3敗。
第7試合 vs.マルドゥブリンク ✕✕
最後の対戦相手は、記事の冒頭で書いた平日大会で縫い翼マッドネスを使っていたちゃーりーさん。パウサミへの思いに火をつけた相手との再戦がラストとは…気合が入ります!
『浄化の野火』を使って土地を伸ばすデッキは、てっきりランデスや続唱のデッキばかりかと思っていたのでデッキの軸がわからないまま『吸血鬼の君主』に居座られてG1は負け。
G2は、お互いにサイドからアーティファクト除去を入れるも、結局殴り合いに。相手が順調にクリーチャーを並べるなか、途中から土地しか引けなくなり敗北。
最終結果は3勝4敗。
3.おわりに
7回戦もある大会は初めてで、どっと疲れが出てSEの結果やサイドイベント、自主的に残った方たちとも遊べず帰宅。
それでも最高に楽しかったです! あんなにパウパーやったのに、まだ「パウパーやりてぇ!」の欲が尽きません。みんな全力で戦ってるのに、殺伐とした空気が一切ない。全員がこのフォーマットを愛していることがひしひしと伝わってくる、本当に参加して良かったと心から思える大会でした。
主催・スタッフ・ジャッジの皆さん、そして参加された皆さんありがとうございました! 第4回でまたお会いしたいです!!!