活動レポート「自分を解き放つ」
1.概要
ファシリテーターは「観察→反応→判断→介入」のプロセスを経て人やグループを支援している。つまり、自分自身の観察、価値観、感情に基づいて働きかけている。
ファシリテーターとして成長していくためには、自分自身の特性を知ることが最も大切と考える今回はファシリテーター自身の内的プロセス「自分の中にあるパターン化されていること」に光をあてていく。
自分が「当たり前」としているものは、自分にとって居心地の良いものか?
ファシリテーションをする上で「当たり前」とするもの「こうあるべき」を無意識に押しつけてしまっていないだろうか?
勉強会を通して、自分自身を縛る思考にふれともに学ぶ仲間たちの力を借りながら、自分自身の意図、願いを探索していく時間にしていきたいと思い、企画した。
2.ゴール
・より自分らしくいられるための手がかりを探る
3.プログラムの流れ
前半はABCD理論を基に、自分自身を縛る思考を棚卸し
後半はリフレクティング・チームを通して、自分自身の願い、意図を一緒に学ぶ仲間の力を借りながら探索していく流れとした。
4.参加者の声
Q1.本勉強会に参加した理由をお聞かせください
・タイトルにひかれて
・内容が興味深く、学んでみたかったことと、とっきー主催なので学びがあるだろうと期待して参加しました。
・ファシリテーションに興味があったから
・自分を解き放ちたかったから
・リフレクティングを体験するため
・前回参加してとてもよかったので
・自分にとって心を解き放つといい対象を知りたかったため
Q2.よかった点や改善点、お気づきの点がありましたらお聞かせください。
・時間配分、次回コンテンツの構成、進行がよかった
・全体的に場の雰囲気が良く、安全性が保たれていたのはファシリのお陰です。ありがとうございました。休憩のタイミングも良かったです。ファシリテーターとして自分の思考の癖を認識しておくため、今回のワークは有意義な時間でした。
・ゆとりのあるプログラムで思う存分語り合うことができた
・リフレクティングチームの手法は思ってもみなかった自分の姿を率直に見せてくれました。
・リフレクティングで何がどうなるかが体験できた。具体的には、自分の話をもとにリフレクティングをしてもらうことにより、新しい視点を発見できた。
・お話ししているうちに気づきを得ました。
・インストラクションも資料もとてもわかりやすく取り組みやすかったです。前回参加時にブレークアウトルームでごいっしょした方と今回もいっしょになりました。話がしやすかった一方で、新たなネットワーキングの観点からはまだ話をしたことのない方とも組んでみたいと感じました。
Q3.特に、学んだこと、今後に活かしたいと思われたことは何でしたか?
・自分をみつめる大切さを感じた。他者からみた自分を知る効果。
・イラショナルビリーフのセルフチェック、ABCD分析は初めてやってみたので楽しく自己理解が進んだ。
・自分が何を語るかではなく、相手に何を語らせ受け止めるかが大切であること
・自覚が深まりましたので、それをふまえて生活していきたいと思います。
・自分が講師をする講座や授業でリフレクティングを取り入れてみたい
・ABCD理論にあてはめたのですが、感情が言葉に出来なかったので、きちんと言葉にできるようになりたいです。
・役に立たない思い込みは潔く捨てよう、って思いました。シンプルなようで私にとっては深い気づきでした。
5.話題提供者ふりかえり
時久 剛(とっきー)
イラショナル・ビリーフはファシリテーションのプロセス「観察→反応→判断→介入」に影響を与え、「今ここで起きている事実」が歪められることがあります。そのため、ファシリテーターである自分自身のイラショナル・ビリーフを紐解き、願いや意図に気づいていくことがトレーニングになると考えました。
当日は、個人ワーク①「プロフィール作成」での準備不足が露呈してしまったものの、チェックアウトでは自分自身を見つめるきっかけになったという声をいただき、ホッとしております。
また、プログラムをブラッシュアップする際には、参加者からも手がかりをいただきましたので、参考にしてみたいと思います。
南 良治(みなみん)
プロフィール作成では準備不足がありましたが、参加者の方からの質問によって、ワーク開始前に認識の確認と統一が出来たのは良かったです。
勉強会が参加者の方に支えて頂いて成り立っているのを改めて感じました。勉強会終了後にプログラム自体について、各々の経験も踏まえた多様な意見を頂戴しました。
今後の勉強会への反映など、学びを深める取っかかりが得られました。
ファシリテーター・トレーニング・ラボラトリー
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