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デジタルルーブル プーチン大統領が導入法に署名 何のために必要か?

2023年7月25日, 06:45 

7月24日、プーチン大統領は
デジタルルーブル導入法に署名した。

デジタルルーブルは現金、キャッシュレスルーブルと並んで、
ロシアの第3の通貨形態となる。
デジタルルーブルを使ったオペレーションのために特別なプラットフォームが開設され、オペレーターの役割をロシア中央銀行が担う。
デジタルルーブル導入法の基本規定は2023年8月1日から発効する。

どのように機能するか

デジタルルーブルを使うには
ロシア中央銀行のプラットフォームでデジタルウォーレットを
開設しなければならない。
個人、法人が開設できるウォーレットは1つのみ。
チャージの上限額は30万ルーブルでデジタルルーブルの出し入れは
銀行口座からできる。

デジタルルーブルのプラットフォームのルールは
レギュレータの公式サイトに記載される。法によれば、
中央銀行はユーザーのデジタルルーブル口座、残高、
取引の機密を保証する。

デジタルルーブルは何のために必要か

デジタルルーブルの導入で中央銀行にはオペレーションが
全て見えるため、ロシアの地下経済対策は進む。
またデジタルルーブルは友好国との貿易の役に立つ。
たとえばデジタルルーブルが
デジタル元と統合した場合、
これらの通貨を用いれば、ほかの銀行を仲介せずに済むため、
どんな取引も瞬時に行うことができる

ロシアの一般市民は銀行預金やデポジットとして使う以外は、
デジタルルーブルを普通の通貨と同じように用いることができる。
デジタルルーブルを使ったトランザクションは
オンラインでもオフラインでも行える。
オフラインの場合、ユーザーには、
自分のデジタルウォーレットに一定の額を
リザーブしておくよう提案される。

ロシア中央銀行がデジタルルーブルをテストする
パイロットプロジェクトの開始を初めて宣言したのが2022年1月。
デジタルルーブルの大掛かりな導入開始は2025年初頭からとなる見込み

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