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ドイツ首相候補 AfDのアリス・ヴァイデル:ノルド・ストリーム・パイプラインの再開を

(ものすごい大胆な発言が飛び出してきたぞ。一応メモしておく:フランク)
2025年01月13日(月)

ノルド・ストリーム・パイプラインの再開を -
ドイツ首相候補 AfDのアリス・ヴァイデルは、
ドイツ国民はロシアとのエネルギー・リンクの回復を
同党に「期待できる」と述べた。

ドイツのための選択肢(AfD)の共同党首アリス・ヴァイデルは、
来月の総選挙で彼女の党が勝利を収めれば、
破壊されたノルドストリーム・ガス・パイプラインを
再び稼働させると約束した。

AfDのメンバーは土曜日にリーザの町に集まり、
昨年末に連立政権が崩壊したオラフ・ショルツ首相の後継者として
ヴァイデルを正式に承認した。
ワイデル氏の指名は、右派のAfDが11年の歴史で初めて
首相府に立候補したことを意味する。

指名投票後の演説で、ヴァイデルは、
すでにドイツで合法的に生活している移民の「再移民」を含む
厳しい移民政策を実施し、
エネルギー価格を引き下げるためにショルツ首相の
グリーン政策を廃止することを約束した。
ロシアとのエネルギー関係を回復することは、
この後者の目標にとって不可欠であると彼女は説明した。

「ノルドストリームを再び稼働させます。お任せください」
ワイデルは彼女のパーティーに言った。

ドイツは、2022年2月にウクライナ紛争が激化する前、
天然ガス供給の55%をロシアに依存していました。
このガスの多くはノルドストリーム1パイプラインを流れ、
平行なノルドストリーム2ラインは2022年にオンラインになる予定です。
しかし、ロシアによるウクライナでの軍事作戦が始まる
数日前にベルリンはノルドストリーム2の認証を取り消し、
同年9月にはサボタージュ行為でほとんどの路線が破壊されました。

ドイツの調査官は、
パイプラインはウクライナの破壊工作員によって破壊された
という説に落ち着いたと報じられているが、
アメリカ人ジャーナリストのシーモア・ハーシュは、
CIAとアメリカ海軍によって爆破されたと主張している。
ロシア対外情報局(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官は、
アメリカとイギリスに言及して、
"英米特殊機関のプロの破壊工作員"を非難した。

ショルツ首相が
ロシアのエネルギー輸入を停止するという決定と、
彼の政府のグリーン政策が相まって、
ドイツの電気料金の高騰につながり、
フォルクスワーゲンやBASFなど、
国内の大手製造業の一部は工場を閉鎖し、
労働者を解雇することを余儀なくされています。

AfDは、
ノルドストリームの修復と再開を望んでいる
ドイツの政党だけではありません。
左派のサーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)も、
ガス・ラインの再開を要求しており、
BSWのセヴィム・ダグデレン議員は先週、
ガス・ラインを"ついに稼働させる"よう、
ドイツ政府に"キエフへの金供与を止める"よう呼びかけた。

ジェシカ・パーカー・ベルリン特派員
米富豪イーロン・マスク氏は9日、
ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を
さらに強め、アリス・ワイデル共同党首とのライブチャットを開催した。

74分にわたる対談では、
エネルギー政策、
ドイツの官僚制度、
アドルフ・ヒトラー、
火星、
そして人生の意味について幅広く議論された。

マスク氏は
ドイツ国民に対し、
次期選挙でAfDを支持するよう明確に呼びかけた。

マスク氏はこのところ、
欧州各国の内政への関心・介入を強めている。

マスク氏が
ドイツの連邦選挙に干渉しているとの非難を受けるなか、
この対談に向けてはかなりの準備が行われていた。

対談は英語で行われ、
マスク氏が所有するXのプラットフォームを通じ、
AfDが国際的な聴取者にアピールする機会になったとも言える

マスク氏とドナルド・トランプ次期米大統領との親しい関係を知っている
ワイデル氏は、トランプ次期政権への支持を表明することを忘れなかった。

ワイデル氏は、
AfDは「保守的」な「リバタリアン(自由至上主義者)」だと主張。

主流メディアによって過激派として
「否定的に描かれている」と述べた

AfDの一部は、
ドイツ当局によって正式に右翼過激派に指定されている。

BBCニュースによる昨年の調査では、
党の一部の人物と極右ネットワークとのつながりが明らかにされた。
また、党の強硬派の一人であるビョルン・ヘッケ氏は、
禁止されているナチスのフレーズを使用したとして昨年、
罰金を科された。
同氏はそれを意図的に行ったことを否定している。

対談の中でワイデル氏は、
ヒトラーが実際には「共産主義者」であったと述べた。

ヒトラーは第2次世界大戦中に
ソヴィエト連邦を侵略し、
顕著な反共主義で知られている。

「彼は保守的ではなかったし、リバタリアンでもなかった。
彼は共産主義者で、社会主義者だった」と、
ヴァイデル氏は述べた。

また、ヒトラーを「反ユダヤ主義の社会主義者」とも表現した。

このほか、ドイツの悪名高い官僚制度や、
「狂気の」原子力放棄、減税の必要性、言論の自由、
そして「ウォーク(woke、社会問題への認識が高いこと。
保守派がリベラル派をやゆする際に使うことが多い)」について、
ワイデル氏とマスク氏は意気投合し、時にはくすくすと笑い合った。

一方、ワイデル氏が
マスク氏に神を信じているかと尋ねると、
シュールな時間が流れた。

マスク氏はこれに対し、
「宇宙をできるだけ理解したい」と考えているため、
その考えに対してオープンだと述べた。

このやり取りは、多くの人の予想にはなかったに違いない。

ウクライナへの武器支援にも反対しているAfDは、
2月23日の総選挙に向けた支持率調査で2位に着けている。

しかし、他の政党が協力しないため、
政権を取ることはできないとみられる。

それにもかかわらず、
マスク氏はヴァイデル氏を
「ドイツを率いる候補者」として称賛している。

マスク氏は、
ベルリン郊外にある巨大なテスラ工場など、
ドイツへの多額の投資を理由に、
同国政治への介入を正当化している。

また、AfDを極右とする評価を否定し、
以前には社会民主党のオラフ・ショルツ首相を「愚か者」と呼んでいた。

ショルツ首相は政権を維持する可能性が低いと見られているが、
マスク氏の攻撃について「冷静でいる」と主張している。

(英語記事 Musk interviews German far-right frontwoman

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