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(更新)ロシアの将軍が確認 偽クーデターは "モグラ追放作戦"

Jun 27, 2023 チェーザレ・サッケッティ著Cesare Sacchetti
A Russian General confirms: ”the fake coup was an operation to oust moles” - Cesare Sacchetti (theyeoftheneedle.com)

ロシア語には、先週の土曜日の出来事を完璧に言い表す言葉がある。
この用語は、ロシアの軍事戦略である欺瞞(ぎまん)戦略のことで、
政府が危機的な偽の危機を作り出し、
外国勢力のために働く潜在的なモグラに代表される現実の脅威に
対処するというものだ。

そして、それこそが3日前にロシアが行ったことなのだ。
当初、多くの人々はロシアが1991年のような危機に陥ったと考えていた。

その劇的な時代、ロシアは旧共産圏であるソ連から、
少数の無謀なオリガルヒと外国企業、
特にいわゆるディープ・アメリカンが所有する
新しいロシア国家への移行を完了しつつあった。

懐古的な共産主義者のグループが
当時のミハイル・ゴルバチョフ大統領を追放しようとしたが、
失敗に終わった。
ロシアは歴史上最も混沌とした激動の局面を迎えた。

1990年代は、当時の公職者であったウラジーミル・プーチンでさえ、
ベッドサイドに銃を置いて眠らざるを得ないほど危険な10年間だった。

クーデターが失敗した翌年、
ロシアは現代史上最も残忍な略奪の犠牲者となった。
ハーバード大学の "坊ちゃん "だったジェフリー・サックスが、
当時のボリス・エリツィン大統領の許可を得て、
最も貴重で戦略的な公共事業をすべて
アングロジオン主義金融に売却したのだ。

同年、マリオ・ドラギ、ジュリアーノ・アマート、
カルロ・アゼリオ・チャンピ、ロマノ・プロディに代表される
ウォール街の使者が、イタリアの名高い公共産業を
ゴールドマン・サックスやJPモルガンのような銀行に売り払ったとき、
イタリアもまた同様の国家的強奪を受けた。

しかし、ロシアは現在、まったく異なる歴史的局面を迎えている。
灰の中から立ち上がり、私企業に支配された属国から、
国際関係のバランスを再構築し、
世界を多極化へと導く地政学的大国へと変貌を遂げたのだ。

旧来の一極秩序は、主に2つの理由で滅びつつある。
欧米側では、アングルスフィアの古い保証人が、
グローバリストのアジェンダを強要するのではなく、
国家主権の擁護を基礎とするトランプ時代が始まって以来、
その役割を放棄している。

東側では、
ロシアがウクライナでの特別軍事作戦を通じて
欧州大西洋ブロックに大きな打撃を与え、NATOの覇権を侵食している。

先週の土曜日に起こったことは、この戦略の告発である。
西側MSMメディアの報道に反して、
ロシアは自らを強化したのであって、その逆ではない。

クーデター "の始まり

モスクワ時間の午前8時頃、
現在ロシア領となっているドンバス地方からほど近い都市、
ロストフ・オン・ドンの通りを戦車が走り始めた。

その1時間後、ウラジーミル・プーチン大統領は
クーデターが起きたと発表し、
国よりも個人的野心を優先する裏切り者を罰すると宣言した。

ロストフからの映像や "クーデター "の全体的な動きは、
疑念を抱かせるものだった。

ワグネル・グループが軍事的に準備できることはあっても、
ロシア政府を転覆させるチャンスはない。

この準軍事集団は25,000人からなり、
訓練された兵士の中から選ばれた集団が突然野生化し、
原因不明の自殺願望を抱いたという仮説を考えない限り、
ロシア軍に打ち勝つことはできない。

さらに、ワグナー・グループは
その活動において素晴らしい業績を上げている。
プリゴジンに率いられた彼らは、
アフリカ諸国がフランスによる統治を主体としていた状態から、
主権を持つ独立国家へと移行するのを促進する上で重要な役割を果たした。

このプロセスによって、
アフリカは国際関係の舞台で発言力を持つようになった。

これもまた、リベラルな西側諸国とロシアとの本質的な違いを
浮き彫りにする明確な例である。
西側諸国では、国家は自国の運命の支配者ではなく、
むしろ外交政策の対象であって主体ではない。

多極化した世界では、異なる文化を持つ国々が、
それぞれの主権の相互尊重という原則に基づいて同盟を結ぶ。

同様にウクライナでも、ワグネル・グループは
クレムリンが設定した軍事目標をすべて達成した。
したがって、この突然の「反逆」を正当化する合理的な理由はない。

1カ月前、私たちは以前述べた偽計戦略の一例を見た。
プリゴジンは、軍需品不足の疑いでロシア国防省に対して
ビデオで暴言を吐き、アルテモフスクからの部隊撤退を発表した。

しかし数日後、プリゴジンは 別のビデオに登場し、
笑顔でくつろいだ様子で、自分と兵士たちは
アルテモフスクに残ると発表した。

ロシアは、偽の分裂や問題を示すふりをすることで、
西側の敵対勢力を欺く煙幕を張った。

6月24日に起きたことは、この戦略のもう一つの章だった。
偽のクーデターを起こすことで、
ロシアは組織内部のモグラを逮捕し、追い出すことができた。

プーチン大統領と密接な関係を保つロシアの将軍が、
間接的にこのブログに接触し、我々の最初の仮説が正しいことを確認した。

ロシアは、
敵対勢力の注意をそらし、レプリスティ、
つまりトランプの言葉を借りれば「沼の水を抜く」ことを
実行するためのおとりを必要としていた。

作戦は大成功だった。
将軍は、逮捕された人物の名前や人数について
具体的に述べることはできなかったが、先週の土曜日に起こったことは、
古典的なマスキロフカの 戦略であったことを確認した。

裏切り者はワグナー・グループの内部ではなく、
国防省内と思われる別の組織にいた。

そして、もうひとつの動きが人知れず行われた。
西側メディアが架空のロシアの「内戦」についてわめき散らしている間に、ワグネル・グループはキエフから100キロ離れた場所に軍隊を移動させた。

誰もが別の場所に目を向けている間に、ロシアはチェス盤の駒を動かし、
すでに破綻し弱体化していたキエフのナチス政権を牽制した。

最近の数時間で、プーチンの最も悪名高い敵の一人である
イリヤ・ポノマレフ元ロシア議会議員でさえ、
ロシアではクーデターは起きていないと述べた。

ポノマレフは2015年の住民投票によってクリミアが
ロシアに加盟した際にロシア国籍を放棄し、ウクライナ国籍を取得した。

彼の政治プログラムは、
国境を撤廃し、同性愛者を特権的で保護されたカテゴリーに昇格させることを提唱しているため、ソロス・オープン・ソサエティの模倣である。

だから結局のところ、
西側メディアが不治の認知的不協和で主張するように、
ロシアは自らを弱体化させてはいない。

ロシアは内部の不誠実な工作員に対して効果的な対応をしている。
マッジョーレ湖の事件では、
西側の諜報機関がコソボで挑発を計画していたボートに
ロシアの諜報員が突っ込んだと 報じた。

6月24日、水面下で繰り広げられていた情報戦の新たな章が戦われ、
ロシアが勝利を収めた。
午前9:11 · 2023年6月28日

https://twitter.com/Reloaded7701/status/1673927019569254400

テーマ:~by 堺のおっさん様~

603 名前:堺のおっさん

プリゴジンの動向にあれこれと振り回されてる感が強い今日この頃。
ネタの面白さにかき消されているものをより出す作業ができればいいのだろう。

普通、数万人とは言え一方面を支えられる部隊が消えて、

ロシアが有利になるはずがないにもかかわらず、
なぜ、ゼレンスキーは戦争の長期化を発言してしまうのか?

今こそ最大のチャンスなのではないのか?

物資の横流し、横領、といったレベルの腐敗にとどまらず、

ロシア軍の情報がなぜかくもダダもれであったのか?

これから軍事機密の流出が止まるとしたら、
ウ軍の反攻も挫折し、戦争が長期化することは必至なのだろう。


604 名前:suyap

>>603

 >普通、数万人とは言え一方面を支えられる部隊が消えて、
 >ロシアが有利になるはずがないにもかかわらず、

プリゴジンのワグネル部隊のことを言っておられるのでしょうが、
バフムートを取って以降、露正規軍でない私兵が露の占領地にいるのは、
国際法的に見ていろいろとマズイから動かしたという見方もあります

事実、ワグネルを正規軍に加えようとする計画もあり、
プリゴジンや一部隊員はそれもオモシロクなかったようです。

それに露の占領地、ならびに前線はすでに露正規軍が人海作戦で
固めていますから、ワグネルには悪いけど、
彼らは「用済み」になったのです
(少なくともドネツク・ルガンスク地域では)。
前線の後ろでは今、ものすごい勢いで復興が進んでいて、
ワグネルの荒くれにはそういう仕事は向いてないし。

 >なぜ、ゼレンスキーは戦争の長期化を発言してしまうのか?

だって彼は、戦争を長引かせて金儲けしたい側に置かれた役者ですもん。
希望的観測を言ってる(言わされている)のでしょう。

 >ロシア軍の情報がなぜかくもダダもれであったのか?
 >これから軍事機密の流出が止まるとしたら、

ん?西側メディアがオモテで流している露情報はまずガセ
(両方の筋からの)と見て裏を取らなきゃ。
もちろん露側の情報もそうですけど。
今は幸い、表メディアだけじゃなく、様々な個人があらゆるところで
発信していますから、その中で質のいい情報ソースを見渡していくと、
けっこう当たりを拾えます。

 >ウ軍の反攻も挫折し、戦争が長期化することは必至なのだろう。

ウ軍が反攻できる状態にないことは、既に数か月前から明らかでした。
戦争の長期化は双方にそれを望む筋がいるので、
今はその攻防が続いているのでしょう


米英側は例の金儲け軍団と、米民主党+共和党DS側の来年の選挙対策(
下手したら大統領選をキャンセルするつもりかも)の思惑から。

一方、露側はゆったり構えて戦争の終結を遅らせている間に、
BRICS+の結束と新経済体制をより強固にできるメリットから



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