見出し画像

「我々の王ではない!」チャールズ3世、豪州で先住民議員から罵声

2024年10月27日(日)

豪州議会で21日、
先住民族(アボリジニ)系のリディア・ソープ上院議員が、
国家元首として同国を訪問中の英国王チャールズ3世に対し、
罵声を浴びせる騒動があった。

ソープ議員は議会演説を終えたチャールズ3世を前に、
「我々から奪ったものを返せ。ここは貴様らの土地ではない。
貴様は我々の王ではない」などと叫んだ。
その後、警備員に退場させられ、上院議長から注意を受けたという。

チャールズ3世はカミラ王妃と共に、
8日間の予定で豪州とサモアを訪問中。

2月に公表されたガンの治療を中断してまで行った、
久しぶりの長距離移動を伴う外遊だったが、
思わぬハプニングに巻き込まれることになった。
豪州は18世紀末から英国の植民地となり、
1901年の事実上の独立後も現在に至るまで、
形式上の国家元首は英国君主となっている。

植民地支配下でアボリジニは迫害を受けたが、
1967年の憲法改正以降、保護や復権が進んでいる。

ソープ議員は反王室で知られる政治家で、豪州の共和国化を掲げている。
また、アボリジニとの条約締結も必要だと主張している。

このアボリジニ系のソープ議員は、
チャールズ国王に対し
『我々民族の骨・頭蓋骨を、赤ん坊を返せ』と言葉を浴びせている。
>チャールズを含む英国王室が多くのアボリジニの子供を
虐殺・生贄にしたことを指している。
オーストラリアでは未だこれを謝罪してない。

いいなと思ったら応援しよう!