さらばドルよ! インドがSWIFTに代わるシステムの構築を検討
2023年7月29日, 18:51
さらばドルよ! インドがSWIFTに代わるシステムの構築を検討 - 2023年7月29日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)
インド当局は、
銀行間情報交換システムSWIFTに代わるシステムを構築する可能性を
検討している。
インド紙エコノミック・タイムズが報じた。
インドのある銀行の代表者が同紙のインタビューに応じ、
この新システムはインドが国際パートナーとルピーで決済する
ことを可能とするため、世界の金融システムにおける自国通貨の役割が
高まると説明した。
インドの金融関係者は
「提案の1つは、二国間貿易協定を締結している国々と使用することが
可能な金融取引に関するメッセージを交換する独立したシステムを
持つことだった」と語った。
エコノミック・タイムズによると、
インド政府は
すでにSWIFTに代わるシステムを構築するための専門家による
委員会を設置した。
鑑定結果は今年8月にも作成される予定。
同紙は、
対ロシア制裁が発動されたあと貿易決済にドルを使うのをやめて
自国通貨建てにすることを検討したロシアのパートナーは
インドだけではないと指摘している。
またこれより先、ブラジルと中国は自国通貨建て決済に合意し、
インドとマレーシアはルピーで決済する方針であり、
中国とフランスはガスを人民元建て取引すると報じられた。
スプートニク通信は先に、
BRICS諸国は自国通貨での貿易決済を拡大させたことで
すでに世界を脱ドル化に導いているとするドイツの専門家の見解を報じた。