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権威主義に対する世界的な闘争において、西側諸国の真の敵は西側諸国自身である

(世界は、どんどん悪くなっている。
どうにも我慢が出来ないところまで行かないと止まらない:フランク)

2024年09月04日(水)

権威主義に対する世界的な闘争において、西側諸国の真の敵は西側諸国自身である

アメリカの政治家たちは、
権威主義に対抗して自由世界を導く上でのアメリカの不可欠な役割について絶えず語っている。
もしそれが本当なら、言論の自由に対する新たな世界的な脅威に対して、
ホワイトハウスはなぜ沈黙しているのだろうか?

1月には、米国人のゴンサロ・リラがYouTube動画を投稿したためにウクライナの刑務所で死亡したが、国務省は助けようとしなかった。先週、テレグラムの創設者パベル・デュロフがコンテンツ管理が不十分だった罪でフランスで逮捕された。

ブラジルは現在、Xを、@elonmuskの可能性に涎を垂らしている
暴君判事の命令に抵抗したとして入国禁止にした。
EUは一歩遅れており、欧州官僚のティエリー・ブルトンが
イーロンに対して「偽情報のプラットフォーム化」の罪で
刑事捜査を進めており、ブルトンの定義では、
これにはドナルド・トランプとの会話も含まれる。

英国では、キール・スターマー政権が、
暴力犯罪を起訴するよりも熱心に国境開放を批判する人々を投獄している。カナダでは、ジャスティン・トルドー首相が、
銀行口座を凍結する広範な新権限を主張することで、
ワクチン接種義務化に反対するトラック運転手の抗議を鎮圧した。

ホワイトハウスは、
西側諸国に降りかかっているように見えるこの新しい
鉄のカーテンについて、いかなる時点でも懸念を表明していない。
それどころか、マーク・ザッカーバーグは、
バイデン・ハリス政権がコロナ禍でMetaに検閲するよう繰り返し圧力を
かけていたことを認めた。
さらに悪いことに、FBIは、ハンター・バイデンのラップトップが
ロシアの偽情報であると示唆することで、
Facebookがバイデン家の汚職に関する真実の話を検閲するように
仕向けた(FBIはそれが本物だと知っていたにもかかわらず)。

裁判所の介入がない限り、TikTok は、
大統領が外国の敵対勢力の影響下にあると判断した
ウェブサイトやアプリケーションを禁止する新しい権限が
議会によって承認されたため、2025 年 1 月 19 日に米国で閉鎖される。
ロバート・ライヒやアレクサンダー・ヴィンドマンのようなリベラルな
エリートやディープ ステートの官僚が望みをかなえれば、
X もそう遠くない将来に起こるかもしれない。
彼らは米国に対し、ブラジルや EU のアプローチを採用し、
イーロン・マスクを「抑制」するよう求めている。

偽善的にも、この取り締まりを要求する同じ声が、
西側諸国がロシアや中国のような国に対して「権威主義との戦い」を
行っていると最も声高に主張している。
しかし、ロシアと中国が他のどんな罪を犯したとしても、
彼らはアメリカ国民の言論の自由を奪う立場にはない。
それができるのは、私たち自身の政府だけだ。

同様に、西側諸国の指導者たちが本当に独裁主義を阻止したいのであれば、最も簡単なのは国内から始め、自国民の市民的自由を守ることだ。
しかし、彼らはオーウェルが1984年の「2分間の憎悪」で描いたように、
国民の注目を外国の敵に向けることに執着しているようだ。

選挙の年で言論の自由をめぐる争いが激化する中、
候補者たちはどのような立場を取っているのだろうか。
ドナルド・トランプ氏は言論の自由を支持すると宣言しているが、
カマラ・ハリス氏は何も語っておらず、
徐々に広がる検閲を黙認する政権の政策を継続するとみられる。

わずか2か月で、米国民は決断することになる。
米国は実際に自由世界をリードして言論の自由を擁護するのか、
それとも米国が大嫌いと主張する権威主義を受け入れるのか。


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