トルコの動き
午前6:52 · 2023年8月13日 (引用開始)
午前6:05 · 2023年8月13日 (引用開始)
午前6:54 · 2023年8月13日 (引用開始)
2019年シリア北部侵攻[編集]
「トルコ軍によるシリア侵攻 (2019年)」も参照
2016年以降、トルコ軍は
シリア国境付近のクルド人武力組織(クルド人民防衛隊など)の掃討を
名目にシリアへの侵攻を行ってきた
(「トルコ軍によるシリア侵攻 (シリア内戦)」を参照)が、
2019年10月9日、シリア北部からアメリカ軍が撤退したタイミングで
地上部隊が越境作戦を開始した
(「トルコ軍によるシリア侵攻 (2019年)」を参照)。
各国はトルコの軍事行動を批難したが、
エルドアンはシリア難民の帰還も目的の一つであり、
批判をするなら各国にシリア難民を向けると警告[108]。
自制を求めたドナルド・トランプ米大統領からの親書は
ゴミ箱に送られた[109]。
さらに同月15日にはアゼルバイジャンで行われた国際会議の場で
トルコの正当性を主張し、
「われわれの目標が達成されるまでやめることはない」
と戦闘継続の意思を示した[110]。
同月17日、トランプ大統領の特使としてトルコを訪問した
マイク・ペンス米副大統領との間で5日間の停戦に合意したが[111]、
クルド人勢力が国境付近から撤退しなければ、
再び軍事作戦の全面再開も辞さないとの考えを表明した[112]。
エルドアンは、
予定していた訪日および即位礼正殿の儀への参列を取りやめ、
10月22日にロシア南部のソチを訪問してプーチン大統領と会談[113]。
シリア国内における両国の活動について合意を得た。
翌10月23日、トルコ国防省は、アメリカ側よりクルド人勢力の撤退情報が
もたらされたとして、攻撃を再開しないことを発表した[114]。
2020年ナゴルノ・カラバフ紛争
2020年ナゴルノ・カラバフ紛争では、
民族・宗教的に近いアゼルバイジャンに無人攻撃機などの供与し、
即時停戦を求めた露米仏と一線を画してアゼルバイジャンを
全面的に支持した。
アゼルバイジャンは支配地域を広げ、
同年12月10日に首都バクーで開いた戦勝パレードには
エルドアン大統領が主賓格で出席して「栄誉ある勝利」と讃え、
トルコ軍兵士も行進した[115]。
中東・中央アジアの研究者である山内昌之は、
エルドアン政権はトルコとアゼルバイジャンを陸路で結ぶ回廊の設置を
ロシアに同意させ、シリア内戦などへの介入を含めて
オスマン帝国旧領に一定の発言権を持つこと
ロシアやイランに認めさせる成果を得たと評している[116]。
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