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ヴィーナス・ウィリアムズ、敗退後に発信した"失敗と成功“論が「深イイ」「感動」と話題

7/8(土) 21:20配信



6月26日に開幕したウィンブルドン選手権
女子シングルス1回戦で戦った元祖テニスの女王、ヴィナース・ウィリアムズは試合中、コートで転倒し、惜しくも大会敗退となった。

ウクライナ代表のエリナ・スビトリナ選手との試合開始、
早々にウィリアムズは転倒し、右膝を負傷。

多くの人は彼女がその時点で棄権すると思った。
しかし、彼女は脚を引きずりながら試合を続けただけでなく、
試合終了までプレーをやり通したのだ。

2019年のウィンブルドンの準決勝に進出したスビトリナに敗れはしたものの、ウィリアムズの決して諦めない姿に観客は感動し、
試合終了後にスタンディングオベーションが沸き起こった。

「こんなことが起こったのは信じられません。
今も頭の中で整理しようとしているところ。
何も間違ったことをしていないのに、こんな風に転ぶなんて。
ただボールを追いかけて行っただけなのに。
こういうことをコート上で感情的、精神的、肉体的に処理するのは
難しいです」と彼女は述べた。

さらに試合後、ウィリアムズは、
微笑みながら手を振ってコートを去る写真をインスタグラムに投稿。

敗戦について次のような感動的なキャプションを添えた。

「この瞬間、何とか笑顔をつくっていたようだけど、
正直どうやって自分が笑っていたのか分からないし、
こんな顔をしていた記憶もありません。
気分は全く逆だったから。
今になれば、自分が笑っている姿を見られてうれしいです。
本当は泣きたい気分だった、でも泣けなかった。
ネクストレベルに行こうとしている私に、泣いている時間などないもの。
試合直後、ロッカールームで、この試合から学べることは何かを考え、
どうすればもっとうまくなれるか策を練りました。
私は泣くことより、もっと努力することを信じる。
そして負けても潔い態度であるべきと思います。
人生には勝つ時もあれば負ける時もある。
だから負けた時に泣いてなどいられない。
学ばなければならないのだから。
そして負けた時は、せめて潔い敗者であろうと努め、
対戦相手に勝利の瞬間を存分に味わせるべきなのです。
そのうち自分の番が訪れます」
ウィリアムズは過去にも敗戦について語ったことがある。

2021年、彼女は妹のセリーナとともに
トーク番組『Red Table Talk』に出演した。

その際、オリンピックで7つのメダルを獲得した体操選手
シモーネ・バイルズに「人生に失敗はつきもの。
10年後に振り返ってみて、たとえ失敗しても
その日全力を出し切ったのだとしたら、
それは本当に素晴らしいことなのだから」とアドバイスを述べた。

また、2016年にはニューヨークで開催されたInc. ウィメンズ・サミットで、失敗の概念について、

「失敗しても構わないけれど、
そこから何も学ばずに間違いを繰り返すのは恥ずべきこと」

と、聴衆の起業家や投資家、ビジネスリーダーに語った。
これはスポーツに限らず、個人的な人間関係からキャリアまで、
人生のあらゆる場面に生かせる教訓だ。

敗北を前向きに捉える方法について実践的アドバイスが欲しい場合は、
“グロース・マインドセット
(人間の才能や能力は努力次第で伸ばすことができるという考え方)を
身につけること。

「失敗を成功のもと」の言葉を意識すれば、
新鮮な見方ができるようになるかもしれない。
どのように対処しようと、
人生で失敗は起こるべくして起こり、避けられない。
しかし、それを機に学び、結果的に成長することで、
失敗を成功に変えることができるのだ。

ヴィーナス・ウィリアムズに有効なら、
あなたにも役立つ考え方かもしれない。

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