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世界経済危機はいつまで続く? ロシア人専門家の見解
2023年04月11日(火) スプートニク日本
元ロシア財務相で経済学者のミハイル・ザドルノフ氏は
スプートニクからの取材に、世界経済危機は2024年末まで続き、
この間に様々な資産の「バブルのガス抜き」と証券市場の修正、
インフレ抑制が起きるとの見解を表した。
ザドルノフ氏は、新たな経済危機の結果、及ぼされる影響は、
今回は市場の不均衡の問題に地政学上の問題が加わったために
2008年の危機に比べては勝ると見ている。
ザドルノフ氏は、コロナウイルスのパンデミックの時期、
ニュージーランド、豪州、カナダ、スウェーデンなどの諸国で
不動産価格が異常な値上がりを見せたが、
今、これらの国では逆に20%ほど下がっていると指摘している。
一方で銀行セクターの危機についてはザドルノフ氏は、
欧米の証券市場ではすでに修正が始まっているため、
危機は2024年の初めにも克服される可能性があるが、
経済の主要なセクターでの資産価値の均衡を見た場合、
ベンチャー資本、仮想通貨資本の「ガス抜き」と
インフレ抑制は2024年末よりも前には解決されないと見ている。