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調査によると、ガザでは、96%の子どもが死を身近に感じており、約半数が死を望んでいる

2024年12月12日(木)

新たな研究により、
イスラエル政権による 14か月に及ぶガザ地区での大量殺戮戦争が、
ガザ地域の子どもたちの心に死への恐怖を
植え付けていることが明らかになった。

12月11日に結果が発表されたこの調査は、
ガザ地区を拠点とする NGO が実施し、
ロンドンを拠点とする慈善団体
「ウォー・チャイルド・アライアンス」が後援した。

調査によると、
領土内の子どもたちの 96%が自分たちの死が差し迫っていると感じており、49%が実際に死を望んでいることが明らかになった。

また、調査では
未成年者の 92%が「現実を受け入れられず」、
79%が悪夢に悩まされ、
73%が攻撃的な症状を示していることも明らかになった。

6月に実施されたこの調査では、
少なくとも家庭で 1人の子どもが障害や怪我を負っていたり、
保護者のいない家庭の子ども 504人の親や保護者を対象に調査が行われた。

「この報告書は、
ガザが子どもにとって世界で最も恐ろしい場所の一つであることを
明らかにしている」と
ウォー・チャイルドUKの最高経営責任者ヘレン・パティンソン氏は語った。

「病院、学校、家屋の破壊に加え、心理的破壊の痕跡が、
この戦争に何の責任もない子どもたちに、
目に見えないけれども破壊的な傷を与えている。」

2023年10月7日に開始された戦争の結果、
少なくとも 44,805人のパレスチナ人
(そのほとんどが女性と子供ども)が殺害された。

国連人権高等弁務官事務所によれば、
死亡者の 44%は子どもだが、
他の推定ではさらに高い割合が出ている。

また、国連総会は 11日、
同地域での「即時、無条件、恒久的な停戦」を求める決議を
圧倒的多数で採択した。

合計 158カ国が決議に賛成票を投じた。
イスラエル政権とテルアビブの最大の同盟国である
米国を含 9カ国が決議を否決し、13カ国が棄権した。

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