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レプリコン「悪意」に対抗する手段とは
2024年11月03日(日)
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荒川 央さんの note 記事のコメントを読み
分子腫瘍学研究所(ミラノ)所属の荒川 央さんが、
最近、新しい note 記事を投稿されていました。
・レプリコンワクチン (コスタイベ筋注用 開発コードARCT-154) の遺伝子構造解析
note.com 2024/10/29
私たち一般人には難解な部分が多いですが、
荒川さんは一貫としてレプリコンワクチンへの懸念を
表明され続けている数少ない専門家のおひとりとして重要な方です。
話は変わって、最近、読者様が
「荒川さんは、コメント欄にもいいこと書いてますよ」
と教えてくださいまして、コメント欄を読んでみますと、
たとえば以下のようなことを書かれていました。
荒川 央さんの note 記事コメント欄より
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…おっしゃる通り新型コロナは起源株も変異株も
総じて人工ウイルスであり、
機能獲得実験の産物と私は考えています。
その機能獲得実験の中心はスパイクタンパクであり、
その毒性もおそらく実験の中で計算されたものです。
毒性の高いスパイクタンパクを体内で量産する遺伝子製剤が
コロナワクチンであり、
遺伝子としての設計図をも量産する次世代遺伝子製剤が
レプリコンワクチンなのです。
ここに、
> 機能獲得実験の中心はスパイクタンパクであり、その毒性もおそらく実験の中で計算されたもの…
と書かれていまして、「実験の中で計算された」部分が、
たとえば「善意」に基づいている計算ならば、
それはそれでいいのですが、
「その毒性」とあるわけで、
どうしても、その計算が善意として受け取ることができないわけです。
つまりは「悪意」です。
どんな悪意なのかは正直、
具体的なところは最近ますますわかりませんけれど。
荒川さんは、日本で 1回目、あるいは 2回目のワクチン接種が
活発化していた 2021年の時点で、
ファイザーワクチンのスパイクタンパク質について解析しており、
「スパイクタンパク質の毒性が取り除かれていない」
ことに、一種の驚きを表していました。
2021年10月の「ブレーキの無いRNAワクチン」という
荒川さんの note 記事にあります。
これについては、解説…とはいっても、素人の私による解説ですので、
きわめてあやういものですが、以下で記しています。
(記事)戦時下に、日本人の専門家のワクチン遺伝子配列の分析を読んで知る「スパイクタンパク質の産生を止める術がない」こと。そして「未知のタンパク」の存在
In Deep 2021年10月17日
この note 記事の中で荒川さんは以下のように書かれていました。
荒川央「ブレーキの無いRNAワクチン」より
これを見ると、遺伝子配列とは対照的にタンパクの配列上は
ほとんど差異が見られません。
2つのプロリン置換 (K986PおよびV987P) が見られるだけですが、
これはスパイクタンパクを変形前の構造に固定させ、
中和抗体を産生しやすくするためのものです。
しかし他のアミノ酸配列はコロナウィルスのスパイクタンパクと同一です。そしてアミノ酸配列からはスパイクタンパクの毒性を取り除くための
工夫の跡は見られません。
これは驚くべき事なのですが、確かに
「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、
ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」という事です。
「プロリン置換」という言葉が出てきますが、
プロリンというのは、
一度破壊されたコラーゲンを修復する力をもつアミノ酸のことで、
つまり「スパイクタンパク質を守る、あるいは修復する」機構といえます。
もともとのスパイクタンパク質(武漢型のコロナ)には、
プロリンが 1つだけだったのですが、
ワクチンでは、遺伝子コードを変更することで
「 2つ並んだバージョン」を生成するようになっています。
そのため「ワクチンのスパイクタンパク質は自然のものより強度が高く、
そして長持ちする」わけです。
「自然のもの」という表現には問題がありますが、
便宜上そう書かせていただきます。
この方法は、2016年に特許として出されていまして
(特許番号 WO2018081318A1)、
この改変の表向けの理由としては、
スパイクタンパク質を強化することで、
「中和抗体」の生産を増強するということだと思います。
しかし、「中和抗体」という響きはいいのですけれど、
その中和抗体とされる
スパイクタンパク質「自体に毒性がある」ことは、
2020年にはすでにわかっていました。
これは、米ジョージタウン大学の鈴木有一郎教授の 2020年10月の論文や、著名な米ソーク研究所の 2021年3月の論文などで、示されていたことです。
毒で毒を制す、という概念はさまざまにありますが、
この場合はそれには当てはまることはないはずです。
全体的な毒性だけが強化されていきます。
そのようなこともあり、荒川さんは、
「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、
ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」
ことに驚きを表明されていたのでした。
なお、この荒川 央さんの「ブレーキの無いRNAワクチン」という
タイトルの意味は、note 記事の以下の部分にあります。
そして更なる問題は
「セーフティガードに当たる構造が見当たらない」という事です。
タンパクの生産は自動で開始しますが、
その生産を止めるためのスイッチが見当たりません。
また、ゲノムに挿入された場合に
ゲノムから切り出すための工夫も見当たりません。
このような数々のことの問題点がおわかりでしょうか。
荒川 央さんは「超」がつくほどの専門家です。
そして、ワクチンの設計・制作陣も、おそらくほとんどが専門家でしょう。
専門家の荒川 央さんが解析をしてすぐにこれらのことに気づいた。
では、ワクチンの制作陣はどうだったか。
気づいていたはずです。
陰謀論的なさまざまな要素を取り除いたとしても、
「設計した人や制作陣は知っていた」
ことになるはずです。
ここに最大の「悪意」があるとは思います。
ちなみに、最初のほうに書かせていただきました読者様は、
メールで同時に、
「 In Deep の過去記事で《悪意》で検索すると、いろいろと出ます」
と書かれていまして、検索してみますと、なるほど、いろいろと出ます。
もう 2021年から 2023年頃まで
自分が何をどのように書いていたのかも忘れることも多いですが、
以下のような記事が検索されます。
・「メッセンジャーRNAではなく、これは modRNA」と知り、納得する、巨大な人類への悪意とその顛末
2023年4月25日
・過誤と蒙昧と悪意の輪廻の中で
2023年7月27日
・地球を取り囲む「悪意の源泉」はどこにあるか。人工スパイクタンパク質の誕生34年目にして考える
2024年5月12日
この中の「人工スパイクタンパク質の誕生 34年目にして考える」
という記事には、スパイクタンパク質に関する特許を
いろいろとリンクしています。
細かい部分はともかくとしても、30年以上も研究されてきたものについて、
「その毒性がわかっていなかったはずがない」
のです。
正確にいえば、20年ほど前から、スパイクタンパク質自体の有毒性は、
わかっていたと思われます。
もちろん機能獲得の方法もすでにずいぶんと研究されていたはずです。
2002年の米国特許「組換えコロナウイルスの製造方法」より
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なぜ、ファイザー社が、
ここまでスパイクタンパク質にこだわり続けてきたのか、
その理由はよくわからないですが、執念の歴史が見えることは確かです。
そして、日本(だけ)がレプリコン時代に入り、
スパイクタンパク質の「個体間の感染」……
それどころか「ほとんどの哺乳類に感染拡大するリスク」さえあると、
東京理科大学名誉教授の村上康文さんは述べています。
村上康文さんの投稿より
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現在、日本で接種しようとしている単純な自己増殖型 mRNA ワクチンは
感染性粒子が細胞から放出される可能性があると考える人は多いのですが、それが既に 30年前に示されていたというわけです。
このような論文がある以上、
製薬企業側は感染性粒子の放出が個体間感染を招かないことを
証明しなければなりません。
しかし、こういう本物の専門家たちの中で、
同じような立場を取る人の数は、相変わらず、
きわめて少ないのが現実です。
そして、一般の方々でも、
このような機序やメカニズムを理解しようとしている人たちは
少ないと思われます。
このような話は、
感覚的な話や感情的な対立構造で対抗できるものではないのです。
根拠なく反対を叫んでも、広く伝わるものにはならないでしょう。
機序やメカニズムをもっと多くの人たちと、
あるいは社会全体で共有する必要があるはずです。
それが難しいことは理解できますので、
そのあたりに一種の諦観のようなものを感じないでもないのですが、
それでも、何か機転があってほしいとは思います。
一応、私も日本に住む日本人ですから、
日本が滅びるようなことにはなってほしくはないですから。