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逆キューバミサイル危機

(非常に重要な記事)
WEDNESDAY, JUN 21, 2023 - 06:15 AM Gilbert Doctorow

https://www.zerohedge.com/geopolitical/reverse-cuban-missile-crisis

私がこれから言うことは、
アメリカの情報機関では確実に知られており、分析中である。
国防総省は、ヨーロッパにおける核戦力の態勢を静かに変更するために、
このことを利用している。
しかし、私たちはこのことについて、
主要メディアでもオルタナティブ・ニュースでも、一言も耳にしない。

私は、新しい週の始まりで不愉快かもしれないが、
米国と欧州の一般大衆がこの話を聞き、
考察することは非常に重要だと主張する。それではどうぞ

先週の金曜日、
サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの集大成として
プーチン大統領との質疑応答に関する記事を掲載した際、
私は一つの重要な論点を省いた。
土曜日の朝、私はこの見落としを直そうと考えていたのだが、
ある読者からのコメントによって、
私はその手を取らざるを得なくなった。
彼女は、イタリアの日刊紙『ラ・レプッブリカ』が
金曜日にロシアがそのような基地を破壊すると述べた
とプーチンが引用したと書き込んだ。
私は土曜日のコメント欄で、
ロシア大統領は実際にはそのような基地を破壊することは可能であり、
現在この問題を検討中であると述べただけで、
コメントは回避していると答えた。

しかし、昨日の夕方のウラジーミル・ソロビヨフのトークショーによれば、リパブリカの記者の方が私よりも真実に近かったようだ。
トークショーによくゲスト出演している忍耐強く博識な引退後のロシア大佐は、クレムリンは今、
NATOの空軍基地を破壊するかどうかではなく、
どのような手段で破壊するかを正確に検討していると説明した。
その手段とは、
ラムシュタインやNATOの基地に戦術核を使用することだろう。
もしドイツがウクライナへのF-16配備計画を進めれば、
ウクライナ戦争がエスカレートする可能性がある。

F-16  核搭載可能

なぜF-16のことで大騒ぎするのか、
とあなたは尋ねるかもしれない。


結局のところ、プーチンは、
ロシアがレオパルド戦車やアメリカのブラッドレー装甲兵員輸送車を
破壊してきたのと同じように、
F-16を空中で破壊するとはっきり言っているのだ。
よりよく理解するために、もう一度大佐に感謝しなければならない。
ウクライナ空軍に最初に納入される予定のF-16は
ベルギーとデンマークのもので、すべて核搭載可能である

ロシア側は、「ウクライナ」のF-16が
実際にどのような種類の弾薬を戦地に運ぶのか判断できないため、
ロシア軍の兵力集中地帯に投下することを目的とした
戦術核爆弾を搭載していると想定せざるを得ない。

そのような攻撃の効果は壊滅的なものになる可能性があり、
それゆえ、そのような飛行機が発進する空軍基地に対する
ロシアの脅威となっている。

ソロビヨフの番組で明らかにされた次の重要な事実は、
ベラルーシを訪問し、
『60ミニッツ』の共同司会者オルガ・スカベーエワが
ルカシェンコにインタビューした、
ミンスクへの戦術核兵器の最初の搬入に関するものだった。

核弾頭がどこに保管されているかという質問に対して、
ルカシェンコは『どこにでもある』と答えた。

これは、ロシアの戦術核兵器の取り扱いが、
従来のように核弾頭を運搬車から遠く離れた中央倉庫に保管する方法から、米軍がヨーロッパで戦術核兵器に用いている方法へと
大きく転換したことを意味する。

アメリカ軍は
核弾頭を運搬に使うジェット機のすぐ下に保管していたという。

今、ベラルーシでは、核弾頭もそれを運ぶ飛行機と
イスカンデル・ミサイルのすぐそばにある。
つまり、発射までの時間はボスの承認待ちということになる。
それに関して、ルカシェンコは
スカベーエワに、ウラジーミル・ウラジーミロビッチに
電話をかけるだけで、承認は即座に下りると言った。

なぜベラルーシを守るために核兵器を発射するようなトリガーがあるのか? その答えは、ポーランドが国境を越えてルカシェンコを打倒するために、
何百人ものベラルーシの戦闘員を準備しているという月曜日の
『フィナンシャル・タイムズ』紙の記事をご覧いただきたい。
私はこう言うしかない:
ワルシャワ、気をつけろ!
ルカシェンコは大胆で断固とした自国の擁護者である。
ミンスクで西側諸国が資金を提供し、
彼を転覆させようとする街頭デモがあったとき、
彼はカラシニコフを手に街頭に立っていた。

ベラルーシへの核兵器輸送に対するアメリカの反応を、
大佐はこう呼んでいる。

アメリカは現在、ルーマニアとポーランドに
戦術核兵器を配備する計画を立てている。

それについては、
ヨーロッパに向けて発射されたイランのミサイルを
撃ち落とすことを目的とした対弾道ミサイル・システムを
収容するために両国に設置されたとされる米軍基地について、
クレムリンが10年以上前から何を言ってきたかを考えればいい。

ロシア側は常に、このような施設は二重目的であり、
自国に向けた核武装巡航ミサイルを設置するための隠れ蓑である
と反対していた。
今、アメリカが本当にこのようなミサイルをこの2カ国に設置すれば、
ロシアの主張は正当化され、ワシントンはまたしても、
世界の舞台であからさまな嘘つきであることが示されることになる。

最後に、
大佐は戦術核兵器に関するロシアの考え方の変化について、
私たちが見逃していた貴重な洞察を与えてくれた。
私は、ロシアが
ウクライナ戦域で戦術核兵器を使用するかどうかという質問に対する、
フォーラムでのプーチンの答えを思い浮かべている。

プーチンがはっきりと「ノー」と答えたのは、
もちろん、『ロシア・イン・グローバル・アフェアーズ』誌に
掲載されたばかりのセルゲイ・カラガノフのエッセイの中で、
先制的かつ有益な核攻撃を提案したことに対する答えである。

私が報告したように、プーチンはさらに、
ロシアは西側諸国よりも多くの戦術兵器を持っていることを
誰もが知っているため、先制攻撃によって力を示す必要はないと述べた。
そして、米国がそのような兵器の備蓄削減について
協議を求めているのに対し、ロシアはそのような協議には応じず、
西側諸国に対して、ロシア語の無礼な発言を四文字熟語に訳すならば、
「ファック・ユー(くたばれ)」と言ったのである。

この最後の発言は、聴衆の多くのロシア人に笑顔をもたらした。
実際、ロシアはアメリカと備蓄削減の可能性について話し合っていたが、
今はNATOの代理戦争の中で、
そのような話し合いを再開するつもりはない。

以上で、ハルマゲドンへの道程における我々の悲惨な経過についての
今日の調査を終わる。

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