#2024年上半期の本ベスト約10冊
タイトル通りの記事です。
Xにも投稿しました。
※こちらは私の読書アカウントです。
約10冊なので、読メの本棚で見やすいように9冊選びました。
いろいろ混ざってしまっているので、下半期は
小説9冊
絵本9冊
小説・絵本以外 9冊
に分けようかな。
ちなみに上半期に自分が読んだ本の中から選んだので、出版自体はもっと前のものもあります。
さて、上半期ベスト9の中の、トップ3についてはXでは語り尽くせぬ推しポイントがあるので、こちらに書くことにします。
3冊の順位は特に決めていません。
「給食が教えてくれたこと:『最高の献立』を作る、ぼくは学校栄養士」松丸奨 著¦くもん出版
https://shop.kumonshuppan.com/view/item/000000003426
実は読んだのは2023年の年末でした。
いきなり2024年上半期じゃなくて失礼。
どうしても紹介したくてねじこみました。
私は2024年度の青少年読書感想文全国コンクールの高学年の部の課題図書になるのではないかと予想していました。
ただ、前の年に「給食室のいちにち」が中学年の課題図書になっていたので、難しいとは思っていました。
選ばれず、残念。
この本は頭からつま先まで全部おもしろいんだけど、なんと言っても給食甲子園のくだりが最高です。
まさに友情、努力、勝利。
絶対ジャンプでコミカライズしたほうがいいと思います。
最高の給食を作るために日に日にボロボロになっていく栄養士。
不可能を可能にするために特訓をして習得した人間離れした技。
バディである調理師と、いざ夢の舞台へ。
ライバルたちとの闘い。
そして伝説へ……。
職は違ってもこどもに対する熱い思いを持って働いているのは私も同じなので、この本を読むたびに闘志が燃え上がります。
「絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか 空間の絵本学」矢野智司、佐々木美砂¦勁草書房
タイトルを見て「たしかに!!」と思って読みました。
例として挙げられている絵本はどれも、誰もが読んだことはあるーーとまではいかなくてもタイトルを聞いたことがあるであろう名作中の名作。
それまで考えたことのなかった視点を知って、絵本や児童書の楽しみが深まりました。
読む人はもちろん、児童文学を書く人にもおすすめです。
なるほど。
この本に出会えてよかった!!
「あめのひのえんそく」間瀬なおかた¦ひさかたチャイルド
とんでもねえ絵本を読んでしまいました。
膝から崩れ落ちましたよ、読了時。
「十角館の殺人」や「世界でいちばん透きとおった物語」を読んだ時に似た、衝撃のラスト。
あんまり書くとネタバレになってしまいますが、とにかく読んだら「十角館」のあの一行にも似た衝撃を受けます。
ぜひ、初めて読む時は文章をじっくりとひとつひとつ味わって読んでほしいです。
そして迎える驚愕の結末。
読後感はさわやかです。
ぶどうや紅葉した山が出てくるので、本来秋にぴったりの絵本なんですが、あまりの衝撃に早くおすすめしたくて、梅雨に合わせて六月に読み聞かせしてしまいました。
他にもいい本との出会いがありました。
そして、七月に入った今読んでいる本ももれなくおもしろいので、下半期も楽しい読書になりそうです。
みなさんにもよい本との出会いがありますように。
髙岡
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