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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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STEINS;GATE & Dr.STONE


前提となる目的

以下を参照

両タイトルの簡易説明

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)

狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真(ほうおういん きょうま)を自称する中二病な大学生、この作品の主人公である岡部 倫太郎(おかべ りんたろう)が自身が改造した電子レンジ、『電話レンジ(仮)』という名称のガジェットを、本来の用途ではない使い方をすることで過去に情報を送ることができるという事象が発生するということを理解し、その機能を用いて様々なことを引き起こしたり巻き込まれたりする物語となっている。
STEINS;GATEの最初の発売日は2009年10月15日
続編のSTEINS;GATE0の最初の発売日は2015年12月10日

Dr.STONE(ドクター・ストーン)

ある日突然地球にいる人間全てが石化してしまった。この作品の主人公である石神 千空(いしがみ せんくう)も例外ではなく石となってしまうが、人類が石化して約3,700年後、彼の石化はある理由により解ける。既に果てしない年月が経っているため人間が発展させたあらゆる物は風化し無くなってしまっている。そんな状態から持前の科学知識を駆使して文明の発展や戦闘を経て地球上の人間が石化した理由を突き止めに行く物語となっている。
Dr.STONEの最初の発売日は2017年3月6日

簡易説明時点の類似点

  • 主人公は物語開始時点では未成年の科学者である

  • 新しい世界法則に挑む構図(片方は時間跳躍、もう片方は石化の謎)

登場人物

前提

登場人物の人数は少ない方に合わせると比較しやすいため、今回はシュタインズ・ゲートに合わせることとする。

主要科学者

STEINS;GATE:岡部 倫太郎(おかべ りんたろう)
STEINS;GATE:牧瀬 紅莉栖(まきせ くりす)
Dr.STONE:石神 千空(いしがみ せんくう)
Dr.STONE:クロム
両作品ともに科学者としての相棒という側面を持つ二人組であるが、科学者としての能力はSTEINS;GATEとDr.STONEで主人公と相棒のレベルが逆となっている。
岡部 倫太郎は東京電機大学(実在する大学)の一般的な学生で、牧瀬 紅莉栖は飛び級でアメリカの大学院に所属する研究者となっていて、明らかに相棒である牧瀬 紅莉栖の方が上位となっている。それに対し石神 千空は高校生とはいえ、NASA由来の科学実験道具を家や学校に持ち込んだりする現代人で、クロムは一から文明を切り開いた末裔の中では一番の科学者であるが、現代人の一般教養に近い状態となっている。
逆となっているが関係性として師弟のような間柄で、師が弟子に知識を伝える役割と、弟子の突飛な発想が場面の打開となる描写が両方に存在している。

主人公にとって頼れる男性の人物

STEINS;GATE:橋田 至(はしだ いたる)
Dr.STONE:大木 大樹(おおき たいじゅ)
Dr.STONE:浅霧 幻(あさぎり げん)
Dr.STONE:石神 百夜(いしがみ びゃくや)
STEINS;GATEにおける橋田 至の役割は実は結構多い。作品構成としてSTEINS;GATEには恋愛シミュレーションゲームの側面があり、男性を主人公にし、攻略対象を女性とした場合、主に主人公の周りを中心に登場キャラの数や配分といった制約などの関係から男性キャラの数は少なくなる傾向がある。しかし、物語を成り立たせるために色々なことができる男性キャラが欲しい、と言った結果からか十徳ナイフのように便利なキャラとして仕上がっている。そういった立ち位置からか、おそらく分割したらDr.STONEの大木 大樹(物語冒頭からの友人グループ)、浅霧 幻(頼れる企みの相棒)、石神 百夜(後述のコハク関連)の役割に分けられると思われる。

友人グループの紅一点で裁縫のスペシャリスト

STEINS;GATE:椎名 まゆり(しいな まゆり)
Dr.STONE:小川 杠(おがわ ゆずりは)
先述のSTEINS;GATEの橋田 至と、Dr.STONEの大木 大樹と同じ友人グループ且つその中の女性で裁縫に関して超絶的な技能を持つキャラクターとなっている。なお、小川 杠は後に大木 大樹と結婚するが、椎名 まゆりはあくまでも主人公岡部 倫太郎のヒロインであり、橋田 至には別の女性と結婚することとなる。

主人公にとって頼れる男性の血を継ぎし力担当の少女

STEINS;GATE:阿万音 鈴羽(あまね すずは)
Dr.STONE:コハク
先述のSTEINS;GATEの橋田 至と、Dr.STONEの石神 百夜それぞれの血を引くヒロイン。
石神 百夜は主人公石神 千空の養父(血は繋がらない)であり、人類石化発生時に宇宙にいたため石化はしていない。同乗していた他5人の宇宙飛行士と共に色々あって無人島に降り立ったことで石化後世界の文明維持ができず、しかし宝島や石神村といった集落ができるレベルで繁栄はさせていった。コハクはその石神村における一番の戦士であり、石神 千空との出会いから終始味方であり続ける存在。
橋田 至は後に阿万音 由季という女性と後に結婚する運命にあり、その娘である阿万音 鈴羽が未来の橋田 至が研究や製造で関わったタイムマシンを使って過去からやってきた。この過去から来る理由は世界線毎に異なるが、ディストピア社会となっていたり第3次世界大戦が起きていたりといった破滅的な世界を変えるために来ている。

主人公の味方で女装可能な男性

STEINS;GATE:漆原 るか(うるしばら るか)
Dr.STONE:銀狼(ぎんろう)
STEINS;GATEの漆原 るかはCV:小林ゆう、Dr.STONEの銀狼はCV:村瀬歩と両性声帯声優によって彩られている。とはいえ、Dr.STONEは原作がコミックであり、おそらく元からそういったデザインとしてキャラクター造形されているわけではないのだろうとは思うが、銀狼は宝島編で女装して活躍した。漆原 るかは世界線によって女性となったりする。

主人公の味方で富豪

STEINS;GATE:秋葉 留未穂(あきは るみほ)(別名:フェイリス・ニャンニャン)
Dr.STONE:七海 龍水(ななみ りゅうすい)
Dr.STONE:七海 才(ななみ さい)
STEINS;GATEのフェイリスもDr.STONEの七海 龍水もやりたい事に実直な人物として描かれている。ただし、フェイリスはアクティブではあるが比較的インドア傾向にあり、そこは七海 才の方が近いのかもしれない。
富豪という側面を持つキャラクターは往々にしてやれることの規模が大きい傾向にあり、フェイリスは秋葉原の文化形成を、七海兄弟は航海&PC全般の操作といった文明無き世界に置いて一気に文明を加速させる力となっている。

アルファベット4文字で表せれる科学組織、又は敵対科学者

STEINS;GATE:天王寺 裕吾(てんのうじ ゆうご)
STEINS;GATE:桐生 萌郁(きりゅう もえか)
STEINS;GATE0:アレクシス・レスキネン ( Alexis Leskinen )
Dr.STONE:ゼノ・ヒューストン・ウイングフィールド(Xeno Houston Wingfield)
STEINS;GATEの天王寺 裕吾はSERN(現実世界のCERNを元ネタにした組織)の配下で、桐生 萌郁はその更に配下。しかし両者は科学組織の配下ではあるが科学者としての側面は薄い。
Dr.STONEのゼノはNASAに所属していた科学者。2025年1月から放映されている第4期はこのゼノとの戦いが中心となる。
両方に共通するのは強さの説得力と強力な銃器の所持であり、岡部 倫太郎は煙幕装置(未来ガジェット4号機モアッド・スネーク)を、石神 千空は拳銃(基本的には元警察官の上井 陽が所持)を1丁それぞれ使えそうな武装として作成しているが、実戦では焼け石に水。石神 千空はゼノの弟子のような側面もあり、そういった明らかに格上の勢力と相対する構図となっている。
STEINS;GATE0では新しい師のような科学者としてレスキネン教授が登場し、彼の本性が真正のマッドサイエンティストで、科学者としての格上としてはこちらがその関係性に近い。

主人公を追い詰めた非科学者

STEINS;GATE:天王寺 綯(てんのうじ なえ)
Dr.STONE:イバラ
STEINS;GATEの天王寺 綯は先述の天王寺 裕吾の娘であり、天王寺 裕吾が岡部 倫太郎の説得によって死んだ世界線では仇として岡部 倫太郎を時間を超えて追い回して恐怖に陥れたり、未来で拷問して殺したりする。
Dr.STONEのイバラは宝島編のラスボスであり、石神 千空の陣営をほぼ全滅まで追い込んでいる。(一つ前の戦いである獅子王 司編でも全滅は一応無い確約もあったりしたためこちらの方が絶望感が高い)
両方に共通しているのは非科学者でありながら、原理不明な未知の装置を使いこなしているということ。過去に記憶を飛ばすという岡部 倫太郎のアドバンテージを奪ったり、かつて人類を壊滅させた石化光線を操りつつ色々計算高く石神 千空を追い詰めたりする状況は結構な恐怖であった。

追加の味方科学者

STEINS;GATE0:比屋定 真帆(ひやじょう まほ)
Dr.STONE:ゼノ・ヒューストン・ウイングフィールド(Xeno Houston Wingfield)
STEINS;GATE0の比屋定 真帆は牧瀬 紅莉栖の同輩。
Dr.STONEのゼノは先述の通り石神 千空の師でありNASAの研究者だった者。
両者共に役割は異なるが、比屋定 真帆は科学面における牧瀬 紅莉栖の穴埋め、ゼノは月到達の共通目的にのために科学技術の発展をさせる先達者として、物語をスムーズに構成する役割を持っている。

宇宙と時間の交差

STEINS;GATEと宇宙

ROBOTICS;NOTESとその続編ROBOTICS;NOTES DaSHはSTEINS;GATEの10年後を舞台としており、両方で天王寺 綯が、後者では橋田 至が登場する。(他にも直接ではないが岡部 倫太郎&牧瀬 紅莉栖、それと更に前の主人公も登場する。)この作品にて主人公を務める八汐 海翔は宇宙飛行士。舞台は宇宙に近い種子島。それはそれとしてSTEINS;GATE同様オーバーテクノロジーな陰謀へ主人公達が立ち向かう作品となっている。ロボット制作の側面もありスパロボに参戦していたりもする。

Dr.STONEと時間

Dr.STONEは26巻にて一応完結していたが、人気からか、他の理由からか、27巻以降も続いている。26巻の終盤にて主人公は真に全人類を救うためにタイムマシンの制作を開始する。

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