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LOOKING THROUGH WINDOW

作品と対峙した同時に思わず足が止まる。
率直な感想は「かっこいい」。それと同時に悔しさを感じる展示であった。

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今回、東京に行く機会があるに当たって絶対に見たい展示があった。愛読書のPOPEYEにもよく出てる野村訓一さんがプロデュースしている
「LOOKIN THROUGH WINDOW」である。

この展示は20代・30代・40代の各世代で活躍する写真家が表現したファッションフォトの今を展示する内容だ。

20代は石田真澄さん・30代は小浪次郎さん・40代は水谷太郎さん

そして今回は石田真澄さんの話
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この展示で勝手に意識していた同い年の石田真澄さん。彼女の撮る写真が本当に好きで、撮る写真はどこか親近感がある写真と僕は感じる。彼女が映し出す情景や瞬間はあたかも自分が今まで見てきた光景や瞬間に似ている。写真に写っているモデルの方々も彼女の写真を見るとあたかも自分もそこにいて、その場の雰囲気・空気・声を感じる。

そんな彼女が撮るファッションフォトは一体
どんなものなのか。
表参道にあるギャラリーへと足を運ぶ。

白が基調のギャラリーで少し早い時間という事もあり、来場者はたまたま僕だけ。
展示などのはじめにをしっかり読み、ある程度趣旨を理解して上で作品を見たいタイプなのでじっくり読み込む。作品を展示している三人の思いも読んでから展示へと足を進める。


作品と対峙した瞬間に思わず足が止まる。
「かっこいい」
そう思ったのと同時に作品に惹き込まれる。


真っ赤な衣装を身に纏ったモデルの何枚かの写真達はどこかアブストラクトさを感じるが、モデルが身につけている衣装の華やかさや軽やかさを感じる。その何枚かの写真を見て、まるで自分がその場にいて実際に己の目で見ていると錯覚さえするような身近さを感じられる。

そのように感じるのもあえて典型的な構図ではなかったり、被写体であるモデルの方も気取らない。またピントを合わせずボカしているからなのだろうか。

普通の人が同じことをしても彼女のようなどこか親近感のある写真は撮ることができない。

なぜだろう。何が違うのだろうか。我に帰るのに何十分も経ったように感じた。けれど実際にどのくらい時間が経っていたのかもわからない。
でもそれだけ惹き込まれる作品であった。

そこまで人を惹きこませることのできる写真を撮る・表現する彼女に対して悔しさと尊敬を感じる。


©︎石田真澄
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改めて本当に素晴らしい展示でした。
8月30日まで見たいです。石田真澄さんに限らず、小浪さん・水谷さんの作品も本当に素晴らしいので是非見に行ってみてください。

LOOKIN THROUGH THE WINDOW
会期 : 2019年7月20日(土)ー8月30日(金)
開場時間 : 11時ー20時
会場 : GYRE GALLERY / GYRE 3F 東京都渋谷区神宮前5-10-1
展示会企画 : 野村訓市
参加作家 : 水谷太郎、小浪次郎、石田真澄

#エッセイ #写真 #石田真澄 #東京 #野村訓一 #lookinthroughtheqindow

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