バレンタイン
バレンタイン
皆様はこれを聞いて何を思い浮かびますか?
今私の中には書きたいことが出てきすぎて、今の私は入れすぎでもはや抜けなくなってしまったごみ箱に取り付けられたごみ袋状態です。
1つずつゆっくりと溶かしながら、食べていきましょう。
私は、個包装物のチョコだとメルティーキッスが好きです。口の中で溶かしきる前にかみ砕いてしまいますけど。
まずは、バレンタインのそもそものお名前について。簡単に調べてみましょう。
(私はWiki先生の記事を読んで時間をつぶすのが大好きなので、これは違う情報だぞ、と言わないでくださいね。砂糖の入りすぎたチョコレートのような甘い気持ちで見てください、カカオ99%の気持ちで見るのだけはやめてください)
バレンタイン自体由来はいくつかあるようなのですが、聖ウァレンティヌスに由来する記念日の話を今回は上げていきましょう。
それでは超訳バレンタインの始まり始まり~
時は、ローマ帝国の時代。当時のローマでは、2月15日から始まるルペルカリア祭の初日に決められた男女が祭りの期間パートナーとして過ごすことが定められていたそうです。
今でいうところの…合コンのようなものでしょうか。お祭りという妙な熱気に充てられることもあるでしょう、多くの男女が恋に落ち結婚したそうです。
しかし何を思ったか当時の皇帝、クラウディウス2世はとんでもないことを言い出します。
クラウディウス2世
「愛する人を故郷に残した兵士は士気が下がっていかん。これは兵士たちの婚姻を禁止すべきである」
今でいうところのリア充を妬むものが権力を持った形でしょうか?恋愛が禁止される世界戦の作品はたくさんありますからね、ある意味時代の最先端…?……いや、彼が皇帝として納めていたのは欧州という戦いの絶えない地域のうちの一角。恋愛は一瞬の隙を生んでしまいますから、それを危惧してのことかもしれません。
もちろんこれに対して兵士たちは困惑してしまいます。
よくよく考えたら、そんなことしたら兵士の士気が余計下がるとか思わなかったのでしょうか。敵国の美人局を召喚されたら一環の終わりです。
ウァレンティヌス
「あぁ、なんということだ。婚姻を禁止されたのなら、せめて結婚式だけでも私のもとで上げなさい。内緒ですよ。」
何という紳士。彼は人を幸せにして飯がうまいタイプの人間なのでしょうか。実は過去の記事書くまで私、この方女の方だと思っていました…。
そうしてこっそりと式を挙げていましたが、こういうのって隠せないですよね。壁に耳あり障子にメアリー。もちろん皇帝の耳に彼が結婚式を執り行っていたことがばれてしまいます。
クラウディウス2世
「なんてことをしてくれているんだ。そのようなことは即刻中止しろ。これは命令だ」
ウァレンティヌス
「いいえ、結ばれたいと思う気持ちのある二人を祝わないことなど私にはできません」
そうやって、ウァレンティヌスは皇帝の命令に従わず、処刑されてしまいました。処刑日は2月14日、なんとルペルカリア祭の前日だったのです。(それもわざとそこです)彼はこの祭りの生贄とされ、それ以後、2月14日は恋人の日となりました。
めでた(くない)しめでた(くない)
もちろんこれはいくつかあるうちの一つの話ですが、これを耳にした方は多いのでは?
学校や会社の朝礼当番さんはこれで明日の話す内容が決まりました。
(ただこれをバレンタイン当日に話すと総スカンですからね、私は責任を取りません)
さぁ、次に行きましょう。今日はとても長いです。
日本のバレンタインは他国と比べるとかなり特殊であることをご存知ですか?
1、 主にあげるものはチョコレートであること
2、 主にあげる日はバレンタインの日付であること
3、 女性から男性へ送ること(女性の愛情表明の機会)
日本では当たり前であるこの文化がどうやら特殊であるということなのです。
海外では、どちらがどちらにということは決まっておらず、恋人は親しい人にプレゼントを贈ることがある、くらいにとどまっているみたいです。ちなみにホワイトデー文化はないそうです(発祥が日本ですからね、当たり前といえば当たり前ですが)
今や、バレンタインとクリスマスは日本にしてみれば消費行動の一つ。そこにウァレンティヌスのキリストも関係ないのです。そう考えると義理チョコ文化が根付いた理由も少し探ってみたいと思いますね。私は義理チョコの意味を社会人になってから思い知りました。めんどうくさいんです、本当に。
ここまで、書くと私がバレンタインを恨んでいるような文面に思えてきますね。正直、私は好きです。バレンタイン。
理由は3つ。
1、 チョコレートがたくさん売っている
2、 チョコレート以外のお菓子がたくさん売っている
3、 一つの会話のネタになる
1・2は私の食い意地が張っているということで、また今度好きなお菓子ベスト3記事でもあげましょう。大事なのは最後です。
3はまさに今、この記事のことを指しています。
チョコをあげた、あげてない。もらった、もらってない、人によって状況は様々にかかわらず誰しもがこの時期は必ず一度バレンタインのことを考える、もはや日本人にとって認識から外すことなどできない文化であると私は感じています。だからこそ、こういうネタを書こうと思った次第なのです。
過去に歌われたバレンタインソングが今でもリメイクを重ね流される街中、お店に入れば商戦に乗っかったイベント。たくさんのチョコレート。広告をみれば、同じく商戦に乗っかった各種メーカーの新製品発売。(こう考えると日本でもだいぶチョコ以外を渡す文化が根付きましたね)バレンタイン文化を煽り立てるようなCM広告たち(今年は某大手小売店が見事な炎上を見せていましたね、あのイラスト自体は嫌いじゃないんですけど、またこれについても記事にしたいくらいです)。SNS上でつぶやかれるリアルな世界での悲喜こもごも、ソシャゲのイベント、2次元世界の妄想まで。
クリスマスがカップルや家族主体のイベントととらえると、友チョコや義理チョコのあるバレンタインのほうが実は多くの人にかかわるイベントではないかと、思ってしまうほど。
今回はそんなバレンタインをネタにしてぜひ人に見てもらおうと、私の承認欲求の当てにしたわけです。見てもらえればラッキー、見られなくてもここまで文章をかけて満足。ありがとうバレンタイン。
さて、最後になりますが、私のバレンタインの話をさせてください。
先に今回参照したWikiさんのURLを貼っておきます。
是非ご一読を。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC
実際に読んでみるとバレンタインの説は当時の宗教観など複雑な事情が絡み合っていると推測されます。この文章だけでいろいろなものが生み出されそうなものを秘めていますね。楽しいです。
話を進めます。
私は、物心ついたころにはバレンタインと称して、父親と祖父にチョコレートかお菓子を渡していたと思います。友チョコを認識したのは小学生の高学年くらいからでバレンタイン文化を身近に感じていたと思います。友達が大量に作ったお菓子の恩恵にあやかるそんな楽しい日。学校も比較的緩やか(悪さをする子がいなかったのかな)だったからかバレンタイン禁止といったことは聞きませんでしたね。
学年が上がり、中高生のころは部内でお菓子が出回ります。お返しをしなければならない男子部員たちはさぞかし大変だったことでしょう。正直そこら辺の男子学生より、女の先輩のほうがはるかにもらえると思います。別に欲しいとは言ってないのだけど、あれが最初の義理チョコかもしれませんね。別にくれなくても嫌いにはならないです。でもくれたらうれしい、それが当たり前になって後輩に脈々と引き継がれて言っているのだと思います。
大学でもサークル内でチョコが出回ります。私も作っては配っていました。大学になると男の子たちの料理レベルが上がるので、正直お返しの手作りお菓子を毎年楽しみにしていた覚えがあります。後輩たちすごい。バレンタインのお返しから料理やお菓子つくりに目覚める子も絶対いるんだろうなと思います。
そして、これが社会人になると、一気にめんどうだという気持ちが上塗りしてきます。なんといっても会社の男性陣に渡すために若い女性会社員が自分の時間を削って買いに行くのです。会社の人に書く年賀状並みに面倒だという気持ちがわきますよね。私の会社男性の方が多いので、出費も激しいです。正直、お返しはチョコじゃなくて行きつけのバーで3杯ほどおごってほしいです()。
最後はお酒の話に収束してしまいましたね。ここで終わりにしましょう。
皆様のお休みが1秒でも長く感じられますよう、願っております。
「金、土土土、日日日」 とげのは。
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