見出し画像

吹奏楽

趣味、ありますか?


どうもこんばんは、とげのは。です。
今日の私は午後休暇をとって病院と焼肉に行きました、うーん太った。

さて、今日は吹奏楽のお話です。
日本の吹奏楽人口は多く、自分はやったことがないよ、という方でも「吹奏楽をやっている・やっていた方」を知り合いに持つ方もいることでしょう。
吹奏楽に関する細かい知識などは今回すっ飛ばし、趣味と吹奏楽をテーマに書いていきたいと思います。


前述で書いておいてなんですが、私は吹奏楽を趣味とはしていません。
吹奏楽は人生。「ノーミュージック・ノーライフ」
おいおい、突然部活動大好き中学生みたいな発言をするなよという突っ込みがきそうです。
ただですね、これが本当のことだから困っているんです。

自分にとって吹奏楽が趣味じゃないということに気づいたのは社会人になってから。
大学4年の冬に吹奏楽サークルを引退した私は、人生で初めて吹奏楽から離れることとなります。
プロの演奏家になることは、高校入学時に諦めていましたが、学生時代はずっと吹奏楽を続けられる環境を主体において生きてきました。
そんな私が、社会人になって決めた進路はNot音楽業界。
理由は音楽を仕事にしたくなかったから。

当時の私は、好きなことを仕事にすることが怖いことだと思っていたのです。嫌いになってしまうんじゃないか、と。
今思えば無駄な考え方だったなと思います。ちょっとくらい夢見た就活すればよかった。
まぁこの就活の話はあとにとって置くとして、社会人になってからの話をしましょう。

社会人団体に入ることも考えていたのですが、結局何もしないまま、数か月を過ごしました。
その間の自分の悲惨さといえば目も当てられません。

平日は新入社員ということもあり、5時定時で会社を出て家に帰ります。
学生時代だったら22時まで練習して友達としゃべって日付超える前になんとか家に滑り込んでご飯食べて深夜2時に寝る生活でしたから。当然暇です。
とにかくやることがない。
ご飯を食べ、風呂に入り8時に寝る生活を送っていました。

そして土日。
学生の時は朝5時に起きて所属サークルの練習のために2時間かけて別キャンパスに通っていましたが、そんな予定はもうありません。

一日中寝ていました。

8時に起きて、ご飯を食べ寝て、お昼を食べて寝て、夜ご飯を食べて寝る。
今考えるとあの土日も悪くないなと思いますけどね、その話を会社の先輩に行ったら本気で心配されました。私も先輩だったら心配するかも。

当時の自分には何のやる気もわかなかったんです。
何かしないと、と思いプールに行ったりもしましたけど、中続きせず。

今の自分からしたら正直病気です。精神は崩壊寸前だったかと。
何よりきつかったのは夢に出てくる学生時代の自分でした。キラキラで幸せだったとまで行かないけど、充実しすぎた生活を送っていた自分が夢に出てきて、そのあと突然孤独な状態で目覚める。
もう少し続いていたら、仕事にも支障をきたしていたと思います。

そんな生きるゾンビとした私が今のような私に変わったきっかけ。
吹奏楽をしていた過去の自分を思い出して、いや思い出させられて落ち込んでいた自分の気持ちをあげてくれたのは2つの吹奏楽団の演奏会です。

一つは現在所属している楽団の演奏会。
親族の知り合いが所属していたこともあり、見学に入っていたのですが、結局仕事のことがあり、入団に至らないまま、3か月近くたってしまい行きづらくなっていたと記憶があります。
「見学行ったままになっていて申し訳ない、入団しなくても演奏会だけは見に行こう」
自分をなんとか奮い立たせ、学生時代の思い出の残るホールに行ったことを覚えています。

その演奏会で私泣いてしまったんですよね。
演奏会で泣くことなんて、自分の引退ですらなかったのに、ここで泣くの?って内心突っ込みを入れながらも静かに泣いていたことを覚えています。
とりわけうまかったわけでも、まして、涙を誘うような曲ではなかったその曲は、自分が大学で初めて参加した演奏会の曲だったからかもしれない。

実はサークルを引退したあと私はもう吹奏楽できないな、とうっすら思っていたんです。
だからこそ引退まで全身全霊をかけていたと思うし。
そして気持ちよく引退し、燃えつきた私。

今思えば、馬鹿だな笑。
ちょっといい演奏で引退した程度で満足するんだったら自分はもっと早く吹奏楽を辞めている。
そんな単純なことに気づけなかったんですね。入部と卒部は何回も経験してたのに笑。

次の日、団の練習場所に凸して、そのまま入団しました笑。
学生と社会人の差にいろいろとイライラすることもありますけど、今年の6月で大学の所属期間を超えます。

そしてもう一つ。所属していた大学サークルの演奏会です。
OBとして初めての演奏会。落ち着いて聞けるはずもなく、裏方としてホール外にいた私ですが、一曲だけホール内に入って聞くことができました。
大きく成長した後輩、そして新しく作られる音楽に、私はもうここにはいないんだなと初めて実感しました。
すがっていたい、あの頃の自分に帰らせてくれる。そう思っていたんですけど、そんなことはなくて。

だけど、やっぱり吹奏楽は続けよう。私も楽しく楽器が吹きたい。そう強く思わせてくれました。
私この演奏会を聴いて、ようやく大学の吹奏楽から引退することができました。
演奏会直後からOB団体はいるんですけどね笑。

こうして約半年の休息期間を経て、私は大学のOB団体と、社会人団体の2つのバンドに所属すると同時に吹奏楽を再開させました。


あー、書きたかったことはこの話じゃなかったのに…笑
いつか忘れてしまうかもと思って詳しく書いたらめちゃくちゃ長くなってしまった。
ここまでの長すぎた無駄話を読んでくださった方、感謝感激。
もうちょっとだけ、付き合ってくださいね。


本題に入るきっかけとして私が吹奏楽を再開させて変化したことをあげておきましょう。
吹奏楽がを再開させてすぐ、夜更かしになりました笑。
アニメや漫画を読み、家に帰ればビールを開けてみたり。
ちなみにですけど、学生時代よりアニメも漫画も好きですし、先日の記事で書いたようにお酒も学生時代からわりかし好物でした。
あとは、大学の同輩や後輩たちとよく遊ぶようになりました。
そう、私は忙しくなったのです。仕事以外の時間が急に埋まりだしたというか。
今までの生活とは一変、吹奏楽の時間が邪魔になるくらい予定を入れている自分。

自分にとって吹奏楽が、人生の中で大事なパーツだとそこで気づきました。
学生時代より不真面目になった私は練習を休むこともあるし、めんどくさいから行きたくないとぎりぎりまで家でゴロゴロしていることが多いですけど笑。
それでも幸せ。


さぁ、ここでようやく本題です。
私は、この約半年の経験を経て(きっとそれまでの13年間ほどの吹奏楽経験と合わせて)吹奏楽が自分にとっての趣味でなくなったことに気づいてしまいます。

趣味のとらえ方は人それぞれです、吹奏楽が趣味ですという人を卑下しているわけではありません。むしろ、「趣味?楽器演奏かな?」とか「吹奏楽の団体に入っていてそれが趣味だよ」とはっきりといえる方に憧れます。
ただ、今の私は、この吹奏楽に触れられる環境が壊れてしまうのが怖くて仕方がないのです。
人生のライフステージにおいて、時に障害になってしまうかもしれないものに侵されてしまったしまった感覚もあります。

この記事には結論がありません。しいて言えば怖いということが結論でしょうか。
周りの社会人の方はライフステージと吹奏楽をうまく割り切りながら生活しています。
でも、私は?いつかその選択が私にできるのだろうか。

ただこれもですね、最近思ったことがあるんです。
とりあえず学生時代みたいに向き合っておけば?と。
考えの先送りかもしれないけど、あとで存分考えるなら今ぐらい考えなくてもいいなと。

はい、こんなおちのない文章になってしまいました。
じゃあ、お前の趣味ってなんだよ?と思われた方もいると思いますので、その話も今度します。
今度したい話ばっかり。そしておちがない。これじゃあ営業マン失格だ。

自己嫌悪になりそうなので、ここまでにしましょう。
次のお休みに向けて頑張りましょうね。


「金、土土土、日日日」    とげのは。

記事いいね!サポートしてやっかーと思ったそこのあなた!!ぜひよろしくお願いします!!いただいたものは私の血肉となり体全身を伝って指先に伝わったのちに文章化されます。