タイトルがつけられない
愛犬の脾臓腫瘍発覚から手術で始まった1月がようやく終わり
昨日…2月初日は経過観察で病院に行ってきた。
夫は仕事を途中で抜け、仕事着のまま病院に駆けつけた。
全身麻酔の影響による、胃腸障害はずいぶん改善されていて
未だ完全とは言えないまでも、流動食(リキッド)を上手に活用し、毎日を過ごしている旨、先生に報告した。
血液検査の結果、脾臓摘出後の貧血はもうほぼ正常値になっており、経過は良好だそうだ。
しかし、エコーでお腹全体を診てもらうと
一か月前…手術時にはチラホラとそれらしいものがあった程度だった腹膜播種が大量に散らばっている状態だということがわかった。
先生も驚くほどのスピードでそれらは広がり
愛犬の腹膜の中を浮遊していた。
そのエコーの画像は、素人の私が見てもはっきり見えるものであり
「ここも。ここもです、ここにもあります」
と、先生が示す場所にはぷくぷくと水ぶくれみたいなものがたくさんあった。
夫は「ああ…」と言ったきり、黙ってしまい
恐らく途中から話も聞いていない。耳に入らない様子。
私がしっかり話を聞かなくては!と必死に質問を続ける。
今度どのような症状が出るか。
その場合の対処法について。
そして、余命…。
先生ははっきりは言わない。
でも私が遠慮がちに発した「一ヶ月とか…そういう単位ですか」という言葉に「そうですね…」と一言だけ返事をしてくれた。
一ヶ月かぁ…。
本当にインターネットで見ていた通りの…統計通りの道を行くんだなぁ…。
今まで、愛犬の体調や様子で不安に思ったりしたことで
病院で診てもらうと大したことがなかった…とか、考えすぎだった…とか
そういうことが多かっただけに、今回のこの現実にさすがに打ちのめされ、昨日はなーーーーーーんにも出来なかった。
病院からの帰り道
当初夫は「マックでなんか買ってくー?」なんて言っていたのに
そんな気持ちにもなれなかったようで真っ直ぐ帰宅し、そのまままた仕事に行った。
私は、病院で疲れ、日が当たる窓際で穏やかに眠っている愛犬を見ながらただ泣くだけだった。
あと1ヶ月…若しくは2ヶ月…?
病気が発覚した時点で、もう一度一緒に桜を見たいとか、誕生日(6月)を迎えさせてあげたいとか、そういう目標みたいなものは一切捨てたんだけど
それが本当になってしまうのか…?
私は、覚悟していたつもりで、ちっとも覚悟できていなかったんだと痛感した。
…この先の気持ちを綴るのが苦しくなってきたので、今日はこの辺で。