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Webマーケターがフリーランスになる前に知っておきたかった5つのこと

フルスタックマーケティング株式会社の代表取締役CEO・清水優志です。

僕は新卒3年目でフリーランスになり、2019年12月〜2023年6月までの約3年半の間、フリーランスのWebマーケターとして仕事をしてきました。
おかげさまで売上は伸び続け、2023年7月にはひとつの目標としていた法人化を達成することができました。

この約6年の間に、会社員 → フリーランス → CEO という3つのキャリアを経験したので、法人化という節目にあたってフリーランス時代を振り返りながらnoteを書いています。

タイトルにあるとおり「Webマーケター」の目線で書きますが、専門的な話はありませんので、フリーランスになりたい方にはどなたでも役立つ内容かと思います。


「案件入って最初の1ヶ月」でほぼ勝負が決まる

あなたがフリーランスとして仕事を受注した後、「よっしゃ !受注したぞ!ほっと一息… 最初は向こうの期待値もわからんし、様子見ながらちょこちょこ頑張るか〜!」みたいなテンションでいるとしたら、これは間違いです。

案件に入って最初の1ヶ月で、クライアントの期待値を200%超えるような働きをすると、組織の中で「こいつはできるやつだ」という評価がついて、いろんな仕事が舞い込んでくるようになります
それをこなしているうちにどんどん信頼が積み上がり、その後の数年にわたってクライアントはあなたのことを信頼し続けてくれます。

なので、最初の1ヶ月で2ヶ月分以上の成果を出せるように頑張ってください

「指示待ち・依頼待ち」では仕事が減っていく

フリーランスを管理するような立場のマネージャーや事業責任者は、いつもめちゃくちゃ忙しいです。
そして、忙しい人は常にマルチタスクでてんやわんやなので、フリーランスの稼働最適化のために頭を使う余裕がそんなにありません。

そんな人にとって「指示待ち・依頼待ち」のフリーランスがいて、なにか指示や依頼を出さなければいけない状態というのは、小さなストレスをかけられ続けているに等しいです。
逆に、もしあなたが「これやりましょうか?」「こっちから提案しますね」と言ってあげたとしたら、感謝が溢れて止まらなくなります。

仕事を増やしたいと思ったら提案をしましょう

「能力のあるやつ」より「便利なやつ」が重宝される

いまだに、フリーランスには「専門性が高く、特定の職能に秀でた人材」のイメージがありますよね。
所属や肩書ではなく、自分の名前で仕事を取れるような高い専門性を持った「究極のスペシャリスト」こそフリーランス!と思われるのではないでしょうか。

しかし、ビジネスにおいて究極のスペシャリストを求めているクライアントはほとんどいません
なぜなら、9割以上の人には「究極のスペシャリスト」と「スペシャリスト」の違いがわからないからです。

もちろん基本的なスキルは言わずもがな必要ですが、それよりも「締め切りを守る」「レスが早い」「コミュニケーションが取りやすい」「自分で考えて行動してくれる」みたいな、当たり前のことが当たり前にできる「便利なやつ」のほうが案件が長続きします

「ホームラン数」よりも「ヒット打率」を気にすべき

上の話ともちょっと似ているのですが、とにかく「でかい成果を出さなきゃ!」と思っていると空回りします。
力んでいるときはだいたい上手くいきません。やるべきことを淡々と、地道に、型通りに実行しましょう

イチローが評価されているのはまさにこの点です。
ホームランバッターは中長期の再現性が低いので、あえてアベレージヒッターを目指すという戦略は、特にスポーツの世界では理にかなっています。

ただし、ホームランをぶっ放すと、それが大きな信頼につながって価格交渉がしやすくなるので、ホームランは必要です。
そして、ホームランを打つコツは、自分が淡々と、地道に、型通りに実行してきたものを別の角度から眺め、新たな価値を見出すことです

「働くモチベ」は働くことでしか生まれない

フリーランスとして働いていると、会社というコミュニティへの所属意識が希薄になりますし、会社がやる気をマネジメントしてくれなくなるので、仕事のモチベーションを維持するのが難しくなります。

「モチベを上げるために旅行に行こう!」とか「フリーランスのギルドに入ってモチベを高めよう!」とか、モチベを上げるための方法を探して迷走しがちですが、実は仕事のモチベは仕事でしか上げられません。
もし働きたくなくなったら、無理にでも仕事が忙しくなるようなアクションを実行してみましょう

ただし、生産性の低い労働集約型の「作業」が増えると、逆にモチベの低下を招くので注意してください
自分がやっていることをマニュアル化してみる、最新のツールに触れてみる、普段は使わない媒体で情報収集してみる、放っておいたけどやったほうがいいと思っている仕事を消化する、などがおすすめです。

まとめ

  • 「案件入って最初の1ヶ月」でほぼ勝負が決まる

  • 「指示待ち・依頼待ち」では仕事が減っていく

  • 「能力のあるやつ」より「便利なやつ」が重宝される

  • 「ホームラン数」よりも「ヒット打率」を気にすべき

  • 「働くモチベ」は働くことでしか生まれない

僕の経験を踏まえ、フリーランスになる前に知っておきたかった5つのことをまとめてみました。

今はフルスタックマーケティング株式会社の代表取締役CEOをやっています。ぜひ自己紹介noteも読んでみてください。

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