なんで食品業界にこだわったのだろう。

入社してからも、なんだかモヤモヤして答えが出ていない感じだった。

今少し分かった気がするので書きます。

食の思い出ってたくさんあると思いますが、私は食べ物から思い出を引っ張って来ることが多いかもしれません。

例えば牛乳。小学校高学年くらいのころ、背がちっさくて弟より低い(今でも)私は常にいつになったら背が伸びるんだとわめいていました。

悔しくて喉が乾いたら牛乳しか飲まないと自分ルールを決め、納豆を食べるとカルシウムの吸収がいいからと言って必ず毎晩納豆を食べました。

そのおかげかはわからないですが、中学3年生くらいからものすごく背が伸びて、いつしか背に何もコンプレックス的なものを抱かなくなりました。

今ではあまり牛乳は飲まないですが、飲むとあの頃を思い出します。

他には乳酸菌入りの食べ物。
お腹の弱い私は、乳酸菌の入っているものと野菜を必ず取るようにしていました。それでもお腹を壊しやすいですし、大学の頃はお金がなかったので、乳酸菌の入ったものと野菜を上手に取ることができませんでした。

社会人になってちゃんとして食生活をできるようになり、かなりお腹の調子はいいです。夜焼肉やラーメンを食べても次の日万全の状態で会社に行けます。

体質がかなり改善されてきているのを感じます。

それからお菓子。

旅行に行く時必ず買っていくグミやキャンディー。
部活で帰ってきてなんかお腹が空いたなと、ふとテーブルを見てみると、親がいつもストックしてくれてある煎餅やスナック菓子やクッキーたち。

勉強のお供にもぴったりでなにかにつけて摘んでいましたが、私はいつも食べていたお菓子や、その中でどのお菓子が好きなのか今でも思い出せます。

そして辛いもの。
唐辛子の辛さが好きで昔から親が食べている辛い食べ物を勇んで食べていました。

辛味は食欲をわかせますし、元気も出ます。

大学時代は中華料理屋巡りをしましたね。

旅行で行った韓国の焼肉は最高でした。

食の思い出によって過去の思い出がつなぎとめられていて、今まで自分がどうやって成長してきたのか、その過程でどんな食べ物に癒されて育てられてきたのか、それを実感すると食のありがたみに行き着きます。

なかなか答えが出なくて、食品業界を知名度や安定性だけで選んでしまったのではないかと錯覚してしまう時があったのですが、それは違うはずだとずっと戦っていました。

今書いたことを感じてはいたけど、言葉にできなかったのが原因だったのかな。


ESなんて書いたんだろう私。
でもESって会社に向けての内容だから、食の思い出が詰まっているからなどとは書けない。

あくまでなぜ食品がよかったのかの根本的なところ。

それが今少し明るくなったというのが大事なところ。

仕事が嫌になったら原点にかえるようにしてみたいと思います。



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