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低山だからといって

千葉県富津市梨沢を訪れて下さる皆様に地元の様子をお伝えしたいと考え始めたnoteです。詳しくはこちらをご覧下さい。

↑の記事のあと、皆様のご尽力で登山道の整備が進んでいます。

富津市の山々を訪れる皆様が目にする道しるべやテープはこうした皆様のご活動によってつけられたものだと思っていただいてよいと思います。

さて、梨沢は先週まで藤の里でした。野生の藤がワイルドに地域を彩っていました。

ライトアップしたらバズるかしら


そんな中、先日、この記事を目にしました。

ちょうど、この梨沢の山道をお子様連れの方々が気軽に歩いているという話があって驚いていた矢先でした。
(実は冬の間にも1件、近郊でお子様連れが山で迷った事件がありました。雨の真夜中の捜索の末、ご無事に発見されました。)

あのう、、ほんっとにただの地元のおばさんの意見ですが、地元の人は子供をつれてまず山に入りません。危険だからです。
私は昭和生まれ、そろそろ還暦が見えてくる年代ですが、私の子供の頃でさえ、山に入って遊んだら叱られました。その頃は今よりずっと、生活の中に山がありましたが、それでも子供が遊ぶ場所ではなかったのです。
まして、台風のあと、地元のおじさんたちでも迷ってしまうほどに山のようすが変わった今、わざわざお子さんを連れて入っていく人はいないのです。



とはいっても、登山好きの方々にとって、ファミリーで登山って、きっととても魅力的な幸福な時間なのだと思います。
それを否定するつもりはないのですが、この、ウチの周りの山々はおそらくファミリー向きじゃないのでは、と。

くりかえしますが、きちんと装備と準備をされて楽しまれることを批判するつもりはまったくありません。

以下は登山まったく素人の私の私見による、ファミリー向けでない理由です。

1.観光のための遊歩道、山道ではない。

上にも書きましたが房総の山復興プロジェクトの皆様が冬からずっと通って下さって、登山道を整備して下さいました。それでもなお、危険箇所はたくさんあります。

上の千葉日報の記事には状況は詳しく書かれていませんが、お父様が事故に遭われたそのとき、お子様はどうされていたのでしょう。考えるだけで胸が痛みます。

もし、山の中にお子さん一人取り残されていたのだとしたら?

田植えが始まっています

2.これからの季節はこのへんの山はヒル祭り

ヒルがいますよー。山ヒルですよー。泉鏡花の高野聖ほどではないけど、そりゃもうたくさんいます。まず見た目がアレだし、かまれたらいつまでも出血してるし7日~10日痛痒い。
お子様にかぎらず、どうか対策してお出かけ下さい。

3.蛇も出る。ハチも出る。

はい。当然蛇もいます。ヤマカガシもマムシもいます。
毒蛇です。地元民も怖いです。ハチもいます。当たり前ですが毛虫やブヨなど、人によってはひどいアレルギーを起こします。いやもうほんとに当たり前ですね。

梨沢から相川方面に向かって撮影

以上『低山だからファミリー向けとは限らない』という話でした。
ファミリーで登山を楽しむならもっとよいところがたくさんあるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、私は素人です。
登山に詳しい方のご意見やご指摘、ご提案などいただければ幸いです。

GWまっただ中、お出かけするすべての皆様にとって楽しい思い出となりますよう祈っております。


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