G-PONの仕組み
G-PONにしろ、GE-PONにしろ、どちらもPONという光回線伝送規格の一つに当たります。
PONは「Passive Optical Network」の頭文字を取った略語で、光信号の分岐・合流を実現し、一本の光ファイバーで複数の加入者に光回線サービスを提供するという光ネットワークを意味します。
三つの通信方式(SS/ADS/PDS方式)
光回線の引き込み方には「シングルスター」、「パッシブダブルスター」、「アクティブダブルスター」の3種類があります。
G-PONとGE-PON、それぞれの違い
PONにはさまざまな規格が存在します。ATMをベースとした最初の光ネットワーク規格であるAPON、IEEE 802.3ahに準拠するEPONとGEPON、ITU-T G.984に基づくGPON、IEEE P802.3av標準の10G-EPONなど。
その中でも主に採用されている規格が「GE-PON」と「G-PON」の2つです。
その違いは最大通信速度
G-PONとGE-PONの違いは通信速度にあります。GE-PONの1Gbps(もしくは1.25Gbps)通信速度に対して、G-PONの通信速度は最大2.5Gbps(下り)に達します。