防犯カメラの設置場所
目的によって撮影の画角も設置場所も異なります。駐車所の場合、出入口、精算機、車両の周囲、建物の周囲などの設置場所が考えられます。
3、入場した車両はどこに向かったのか、どの位置に泊まったのか、中の人は下車したのかなどの状況把握は重要です。車種、色、登録番号は事件発生後の参考資料となり、車両や人物を特定する時間を短縮させます。
4、車両1台の動きだけでなく、全体の流れを把握することは運営と犯罪抑制に繋がりかねます。駐車場内の人と車の動きを把握し、車上ねらい・部品狙いの犯罪を抑制することが可能です。また、1日中の流れと収入を参考にして、時間段に応じて料金を変更したり、警備員を設置したりすることが重んじられています。
5、PTZ(パン・チルト・ズーム)防犯カメラの導入によって、遠隔操作で観察したい場所を調べ、駐車場の状況を自主的に把握することが可能です。PTZはいわゆる水平・垂直・遠近を自由に制御する機能です。全体的に観察するのだけでなく、特定の人物や車を追跡して状況を把握できます。
さらに、屋外の防犯カメラとしては異常気象への対応・対策も重要視されています。台風、嵐、みぞれ、大雨などの天気にあった場合、IP67/IK10レベルの防水・防塵・耐衝撃が必要です。
6、警視庁発行「安全・安心まちづくり推進要綱」によると、駐車場の照明強度は下記の図表を示すように規定されました。
防犯システムの構成図