早期選考の思わぬ落とし穴
早速ですが、私は就職活動で早期選考というものを利用しました。
早期選考とは何かといいますと、
これまで大学生の就職活動では、経団連(日本経済団体連合会)が定めたルールがあり、
広報解禁日:大学3年次 or 修士1年次の3月
選考解禁日:大学4年次 or 修士2年次の6月
内定解禁日:大学4年次 or 修士2年次の10月
という風に日付が決められていました。しかし2018年に経団連は、「2021年卒業の学生からはこのルールを廃止する」という声明を出したため、企業側も独自の日程で選考活動を進めています。そのなかでも選考時期が特に早いものを早期選考と呼んでいます。
早期選考はだいたい、大学3年次 or 修士1年次の12月頃からはじめられ、はやければ年明けすぐの1~2月で内定を頂く人もいます。卒業まで1年以上も残っていますね。私も3月には内定を頂きました。
なぜ私が早期選考で就職活動を行うことにしたかというと、
私は早めに内定を頂き、残った大学生活で研究に集中し、学術雑誌に論文を投稿したかったからです。そのためには多くの時間が必要なので、何事も早め早めに進めていました。なので私にとってはむしろ早期選考以外の選択肢がありませんでした。
そして早期選考で早めに内定を頂くわけなんですが、ここで問題が。
いざ内定を頂くと、まずはひと安心という気持ちが芽生えますが、その次に「本当にこれで就活を終えていいのか」という不安の気持ちが芽生えます。なので内定獲得後もいろいろな企業を見て回るのですが、早期選考ですから内定承諾も早めにすることを求められます。早期選考なのに内定承諾だけ通常の就活スケジュールと一緒だと企業側にはメリットが無いですね。こうした理由から内定承諾を早めに求められます。内定承諾は将来のキャリア形成の大事な一歩であるはずなので、いざ承諾を求められるとなかなか決めきれず、非常にストレスに感じました。
調べてみると、内定承諾した後も法的には断ることもできそうな感じではあります。私は結局、一か月ほど待ってもらい、ついに内定承諾をさせていただきました。
つまり、ストレスなく、残りの学生生活でやりたいことを成し遂げるために早め早めに動いていたのに、それのせいでストレスを感じてしまっていたというなんとも本末転倒な体験であったので、書かせてもらいました。
早期選考を受ける方で、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです~
今回は以上になります~
読んでいただき、ありがとうございました。