とあるスロッターの昔話[パチスロ合宿編]
こんにちは、スロッター投資家のひのまるです!
前回は負け続けの日々の途中でパチスロの師匠に出会った話でした。
その師匠とは約2ヶ月弱の間、合宿形式でパチスロの勝ちの理論を叩き込まれました。
今回はそのパチスロ合宿の様子を書いていきたいと思います。
■パチスロ合宿開始
後悔していた。
パチスロ台に全財産を奪われるのでは無いかと気が気でなかった。
心を擦り減らながらA-711の台をひたすら回していた…。
当時、期待値を求める方法は多くあったが、大きく分けると以下のようになる。
1:ハイエナ(リターンは少ないがリスクも少ない)
2:設定狙い(それなりのリスクだがリターンも大きい)
期待値の取得を最大化するには1、2を同時に進める必要があった。
各個人の種銭の状況によるが、初心者の内は収支が安定するまでは1だけで進めるのが定石である。
しかし、H氏(師匠)はあくまで期待値の最適化を追求していた。
「最悪お金は貸すから。」という言葉は当時の私には深く突き刺さった。
■2店舗でのジグマ
合宿では主に2つの店鋪に通っていた。
いずれも田舎なのでそこまでの台数も無くライバルも少なかった。
2つの店鋪の特徴は以下の通り。
A店:郊外の地元密着型のお店で稼働は30%、ハイエナ中心
B店:駅前でイベントを打っていたお店で稼働は50%、ハイエナと設定狙い
基本的な1日のルーティンは以下の通り。
①イベントがあれば朝はB店に行く。
②挙動が良ければそのまま続行。
③展開が悪ければA店orB店でハイエナ。
④切りの良い所で高設定挙動のジャグラーを閉店ギリギリまで回す。
⑤下見をして終了。
→①へ
当時、この中でも取り分け「⑤下見」が効果を発揮していた。
当時はネットに台データを公開しているところはほとんど無く、田舎の郊外で2店舗の閉店時の回転数を持てたのは大きな武器だった。
■A-711の設定4
当時、4.5号機時代ではA-711(A-タイプの最大711枚獲得機)が全盛期だった。
検定のことなど知りもしない初心者の私はこのままずっと吉宗や主役は銭形が置かれ続けるのでは、という錯覚までしていた。
この吉宗と銭形の2機種は兎にも角にも波が荒い台であり、高設定域でも平気で負けるような機種であった。見方によっては高設定を入れやすい台と捉えることもできたが、恐らく大半はベタピンだったのでは無いかと思う。
B店ではこの2機種で「1/2で456」というイベントを良く開催していた。
今思えば何とでも出来るズルいイベントであった。
「波の荒いA-711の1/2で456」というグラフは「前代設定1」でも再現出来てしまうのであるから…。
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ある日、私はとあるイベントで比較的良挙動の台を回し続けていた。
但し、軽い初当たりではあるもののREGに偏ってしまいそこそこの負債を被ってしまった。
A-711はBIGを引いてどうにかする台でBIGが引けないとスタート地点にも立つことも出来ない。
重くのしかかっていた「最悪お金は貸すから。」が現実のものになってしまったのである。
今回以上となります。