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125ccのバイクで日本一周【68日目】 京都府福知山市〜兵庫県朝来市
病は気から。筋肉痛や関節の痛みは食で治す。ええ、朝からしっかり喰って出発します。本日は忙しいのですよ、行きたい所が多くて大変だ俺。
まずは、日本三景「天橋立」に向かいます。いやあ、やっと見れるぜ。長さ3.6 km の砂洲、美しい景観、数千本もの松林。一体どんな所なのか非常に楽しみだ。
福知山から北へ走ること1時間、辿り着いたは「天橋立ビューランド」。早く着きすぎて1番乗りだ。ちょっと恥ずかしい。リフトに乗って山頂まで約6分、到着と同時に見事な景色がお出迎えしてくれた。
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いやいや、これは素晴らしい。流石は日本三景、想像以上だ。これは確かに一度は見ないといけませんな。もちろん「股のぞき」もやってみますよ。
しかし面白いな、なんでこんな地形が出来るかね。折角なので近くに行ってみるかね。確か歩いて渡れるはずだ。
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天橋立の側には、日本三文殊「智恩寺」がドンと待ち構えていた。もちろんご挨拶する。秘仏の菩薩様は拝めなかったが、立派な多宝塔がありましたよ。
さて、それではいよいよ近づいてみます。駐輪場はないかとウロウロしていたら案内の看板があった。それを読むと、衝撃の事実が待ち構えていた。
なんとこの日本三景、125cc以下の車両なら走れるとのこと。まさか嘘だろう? 俺、大興奮。全然知らなかった。
何千年もの歳月をかけて自然がつくりだしたこの造形の中を、バイクで走って良いとはマジですか。
やるなあ橋立。地元の人とかではない限り、なかなか出来ないシチュエーションですよ。アリガタイですよ。125ccで本当に良かった。早速走り抜けますよ。
この時の動画はアクションカムで散々ぱら撮っておいたので、今度整理したらアップしようと思う。
嬉しかったなあ。いやあ、良いもの見せてもらった。良い経験させてもらった。今日の俺はツイております。この勢いでドンドン行きますよ。
次に向かったのは、京都の北にある「伊根浦伝統的建造物群保存地区」だ。ここも来てみたかった。自宅と船着場が一緒という感覚にシビレますよ。
とりあえず、まずは腹ごしらえも含め道の駅「舟屋の里伊根」へ向かう。狙うはもちろん伊根湾で水揚げされた海鮮丼だ。
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これが旨かった。かなり美味かった。早速良いぜ伊根。この旅でいくつもの旨い海鮮丼を食ったが、その中でもベスト3に入ります。はい。
腹ごしらえを済ませたので、今度は伊根の街並みを見ながらゆっくり走ってみる。
海が綺麗で、まさに風光明媚。そして、家が海面すれすれに建てられているため、海に浮かんでいるように見える。これはかなり珍しい景色だ。非常に面白い。流石は「日本のヴェネツィア」と言われるだけのことはある。
この町は道もかなり整備されていて走りやすい。天橋立より北、宮津市の海沿いの道は全て素晴らしかったな。なんとなく礼文島を思い出した。
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あっち走って、こっち走って満足したので次に向かうことにする。京都から次は兵庫へと南下だ。
本日最後の目的地はご存じ「竹田城趾」。まだ昼前だし、今日は身体に負担がかかってないし、2時間で100kmくらいなら行けますね。
京都を今度はひたすら南下、道が走りやすいので思ったよりスムーズに進む。気づいたら兵庫入りだ。サヨウナラ京都、近いうちにまた来ます。
さてさて、これまでひたすら順調な行程だったが、竹田城跡に一番近い休憩所兼駐車場の「山城の郷」に近づいた途端、空に暗雲が立ち込め始めました。
ちょっとばかり急いだ方が良いかもしれない。
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駐車場にバイクを止め、ここからは徒歩で40分ひたすら登る。結構ありますね、結局今日もやはり登ることになりましたよ。
急ぎ足で汗を掻きつつ入城口迄来たところで、突然驚くほどの雷雨が始まった。もう、笑ってしまうくらいの超雷雨だ。慌ててカッパを着込むが、既にビショビショ。ダッシュで道を進み、受付の軒先を借りて緊急避難だ。
雷が凄いし、屋根から落ちる雨水が滝のようだ。受付のオッチャンも大変だったねと、ひたすら苦笑いだ。
スマホの雨雲レーダーをチェックすると30分後には雲は通り過ぎるとのことなので、それを期待し軒先に立ちひたすら我慢する。
寒すぎるのでホットコーヒーで身体を温める。これまではスコブる順調だったのだが、そうは甘くないですな。
折角来たのでなんとか城を見学させてくれと、祈るように空を見ていると、徐々に雨脚が緩くなってきた。凄いぞ予報通りではないですか。
オッチャンも安心した顔をしてる。これならなんとか観れそうだ。大人1枚のチケットを購入しいざ入城だ。
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城内に入ると誰もいない。まさに貸切だ。なるほどこれが竹田城ですか、こんなに形が残っているとは思わなかった。凄いぞ、そしてこんなに標高が高いんだな。
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その後、雨が上がり陽が出てくると、途端に周りの地面からドライアイスの煙のように霧が現れる。そして、その煙がゆっくりと風に吹かれて流れて行く。その景色たるや、もう唖然呆然だ。
何という幻想的な景色だ。凄いぞ、凄いものを見ているぞ俺、まさに天空の城だ。
慌てて撮影したが、やはりあの迫力は記録出来ていなかった。残念だ。本当に凄かったんだ。
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また、この城は石垣も凄い迫力なんだ。よくこんな所に造ったものだ。そしてよく残っていたもんだ。本当素晴らしい。
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完全に雨が上がり、青空が広がると視界が開けてこれまでとはまるで別世界が広がる。いやいや、まさに想像以上だった。
見事なり竹田城。あなたは本当に素敵です。アリガトウ。
いやあ、良いもの見せてもらった。良い経験させてもらった。やはり今日の俺はツイております。
この後、宿に着いてから一人で撮影した画像見ながら祝杯を上げましたよ。