125ccのバイクで日本一周【41日目】 利尻島
凄い寝た。テント泊なのに、もうビックリなくらい熟睡した。やるなあ俺、昨夜の夜空の星が素晴らしくて、ちょっと長酒してしまったってのもあるが、疲れてたんだな。
はい、この日も利尻です。
が、その前に相棒のメンテだ。お待たせしたな。スマホで情報を集めながら初めてのチェーン調整。ナットの締めが滅茶苦茶固くて少々手間取るが、なんとか無事に完了できた。汗掻いたね。
だが、チェーンアジャスターをギリギリまで調整してもまだ若干遊びが多い。これは後々チェーン交換が必須だな。
チェーンクリーナーの後、オイルをさして、その他のパーツもクリーナーで綺麗にし各部調整。ボルトの締め直し。これまで大きなトラブルは無かったが、どこにガタが来ているか分からんからな。しっかし随分と汚れたもんだ。
重たい荷物乗せられて、はるかこんな所まで走らされて、お前もタマラんよな。スマンな。今度美味いオイルをご馳走するからな。
一通りの調整終え試乗してみると、走り出しもシフトチェンジも驚くほどスムーズで驚いた。これ俺のバイクかと疑うくらいのレヴェル。体感でもろ感じるぞ。これは嬉しいぞ。
さてさて、気づいたら結構な時間が経っているぞ。折角だから買い物がてら散歩することにしてみる。凄く良い天気で、風景が絵画みたいに見える。なんだかやはり自分がどこにいるのか分からなくなる。
海に向かって歩き、昨日来た港の近くに行ってみると「ペシ岬展望台」という看板を発見。行ってみる。
いやいや油断してたら結構登りますね。これは中々ですぞ。
驚いたのは、道中中腹に会津藩士の墓があったことだ。なぜ利尻島に会津藩士が? しかも墓が? 墓碑には「文化五年戊辰」の文字が。調べてみると、幕末のロシア人の蝦夷地来襲に備え、警護のために派遣された人達の墓とのこと。
そうですか、そうだったのですか。お国のために会津の地から、はるばるいらっしゃったんですな。当時の事だから、想像を絶するような苦難があったことでしょうな。なんともはや、ご苦労様でございました。ゆっくり休んでくださいませ。まさか利尻に来て、会津藩士に手を合わせるとは思いませんでした。
中腹からさらに進むと、どんどん道が険しくなっていく。昨日の夕日ヶ丘展望台くらいかと思っていたが、いやいや結構な急勾配ですな。
登り始めからおよそ20分くらいで、やっと山頂に到着。頑張った甲斐あって、いやあこれもまた凄い眺めです。
今日も美しい利尻富士、そして見事に青い海。これが無料で観れるんですよ。思わず笑ってしまいますよ。凄いぜ利尻。ああ来て良かった。
その後、あちこち散歩して見て回りセイコーマートで飯を買ってキャンプ場に戻ると、施設事務所の横の売店に生ビールののぼり旗が。
管理人の兄さんが売店の店員もやってるのですな。もちろん速攻購入ですよ。景色を堪能しながらビール飲んで談笑。
幸せタイム、ここに極まれりでございます。