文章はトレーニングで改善できる!?
先日、「ながら日経」 「ヤング日経」のプロデューサーの村野高直さんにお話を伺いました。
そこで文章の書き方について教えてくださったので紹介したいと思います。
村野さんのキャリアとは?
1990年→編集局商品部に配属
高松支局産業部 整理部 新潟支局
2007年→商品部デスク 電子整理部デスク
2016年→編集局 商品部長
2018年→デジタル編成 ユニット
現在→ながら日経 ヤング日経 プロデューサー
一文を短くすると…
わかりやすい文章はすっきりしています。
例→「発売を開始した」
こちらの文書を短くわかりやすい文章にするとどうなるでしょうか?
皆さんもぜひ考えてみてください!
〜thinking time〜
答え→「発売した」
たった4文字で言葉の意味を理解することができます。
このように同じような意味の言葉を重ねないことでより簡潔した文になります。
幼く見える文章とは?
さて、どんな、文章が、幼く、見える、でしょうか?
ん!ちょっと待って!「、」つけすぎじゃない!?
そう思ったあなた!正解です!
実は「、」の多い文章は幼稚な文に見えてしまうそうです。
キレイに流れている文には「、」はいりません!!
若い人がやりがちなスマホの変換
最近の若者は予測変換をよく使いますよね。
文字を入力しただけで自分が打ちたい文章を予測してくれます。
とても便利ですね!
あなたなら次のような文章を漢字で書くことはできますか?
今更、宜しくお願いします。
何卒、宜しくお願いします。
中には漢字で書ける人もいるかもしれません。
村野さんいわく、漢字ではなくひらがなで書いても良いとのことでした。
助詞はどうやって使うの?
まず、助詞の「や」の使い方を説明します。
問題です。
正しい「や」の位置はどちらの文?
A:「トヨタ自動車、日経やホンダは〜」
B:「トヨタ自動車や日経、ホンダは〜」
ぜひ考えてみてください!
〜thinking time〜
正解はBの「トヨタ自動車や日経、ホンダは〜」でした。
基本的に「や」は先に入れます。
「や」を先に入れることで文が読みやすくなります。
接続はどうやって使うの?
続いて接続詞の「が」についてです。
「が」はどんな時に使うと思いますか?
答えは「逆説」の文のときです。
例→「大会に向けて一緒懸命練習したが、本番で失敗した。」
では「逆説」でない文で試して見ましょう!
下の文は単純な接続に使った場合です。
例→「映画に行ってみたが、面白かった。」
ちょっと違和感を覚える文ですね。
「逆説」にするとどうなるでしょうか?
例→「映画に行ってみたが、面白くなった。」
こちらの文の方がしっくりきますね。
このように「が」は基本的に「しかし」 「だが」のような「逆説」に使います。
使い方によって意味のわからない文章になってしまうので気をつけましょう!
「など」は不要!?
私もよく「など」を使ってしまうのですが、実は「など」は必要ないんです!
「など」を使うと…
「テニスやサッカーなどのスポーツをして遊びました。」
テニス・サッカーの他に何をしたの?と気になってしまう人もいるのではないでしょうか?
そうなんです。「など」を使ってしまうと気になってしまうのです。
私もこれを聞いたとき、「あ〜、確かに!」と思ってしまいました💦
これから「など」の使い方に気をつけたいと思います。
「など」についての補足
先程、「など」はいらないと説明しましたが、必要な文も中にはあります。
例→「楽天やAmazonなどが取り組んだ…」
他の企業も取り組んだのに、この文章だと楽天とAmazonだけが取り組んだように目立ってしまいます。
なので
例→「楽天やAmazonなど他5社が取り組んだ…」
こうすることによって文章の意味が変わってきます。
「など」は時と場合よって使い分けましょう!
文章力向上に必要な3つのこと
1.語彙力
2.ロジカル・シンキング
3.構成力
この3点が大事です。
テレビの食レポで「おいしい」というとき、ただ「おいしい」ではダメですよね?
どう「おいしい」のかを伝えなければ食レポにはなりませんよね?
例→「甘さ控えめ」「舌の上で溶けるような」
このように言葉のバリエーションを増やすことで聞き手が「この人はいろいろな言葉で伝えられる人なんだろうな〜」と思ってくれます。
言葉の使い方で相手が自分をどう判断するのかの印象が変わってきます。
語彙力を増やすことによって、読んでいて飽きない文章、仕事や就活に役立つ文を作ることができます。
上手な文章をパクることも1つの手段だと思います。
また、文章の構成の仕方も大切です。
例→「メリット・デメリット・メリット・デメ
リット」
の文章より
例→「メリット・メリット・デメリット・デメ
リット」
の文章方がわかりやすいですよね!?
文章の構成の仕方1つでも読みたいか読みたくないのかが決まります。
自分で書いた文章を1度見直して見ましょう!
まとめ
今回の村野さんのお話を聞いて学んだことが沢山ありました。
私は文章を書くことが苦手なので上手な文章を書くことを諦めていました。
しかし、今回のお話を聞いて「トレーニングをすれば誰でも上手な文章が書ける!」と伺い、
練習してみようと思えました!
私はまず、「など」の使い方と「、」の位置を注意しながら文章を書くことにチャレンジしてみようと思いました!!
ご清聴ありがとうございました。