分岐する世界観
もしもパラレルワールドが存在したのなら?もしあの時取った行動が違っていたならば?
そう考えた事は誰しも一度はあるはず。
今回は、"同じ曲なのに終わり方が違う"、"MV、曲ともに存在が似通っている"という二曲について考察(妄想)したいと思います。
※例によって完全に個人の妄想に近い解釈なので自分の世界観を壊したくない人は閲覧非推奨です。
※今回は結構過激な内容になっているかもしれません。ごめんなさい…
①FRUITS CLiPPER
一番推してる曲なのでこの曲は自分なりに解釈するならどんな世界観になるのか?と常に考えています。歌詞を見るに、この曲は恋愛を歌っているのだろうなとは思いますが、一体どんな恋模様なのでしょう。
この曲はアルバム版とベスト版とで終わり方が異なります。アルバム版では次の曲"jelly"への繋がりがありますが、ベスト版では繋がり部分が完全に断ち切られていて、フェードアウトしていきます。
「ベストだから次の曲に繋がらせたくない」その一言で言ってしまえば片付く話かもしれませんが、考察&創作大好き人間なので、この終わり方で世界が分岐するのでは?とつい考えてしまいます。
では、どのように世界が分岐するのか?
①アルバム版の世界
「世界が繋がる」つまり、この世界はこの先も続く。
歌詞の中に登場するふたつのワードに目を向けてみる事にしましょう。
"飛び立つ" "花が咲く"という言葉をプラスに捉えた場合の世界。
"飛び立つ"を"喜び等の良い感情で心が落ち着かなくなってしまう"事だと解釈し、
"花が咲く"を"恋愛成就し、嬉しい気持ちで世界が花開くように変わっていった"と解釈した場合、以下のようになります。
"相手が痛いくらいにこちらを思う気持ちを嬉しく思い、相手を受け入れ、恋愛成就した"世界。
これからは相手とともに自分と相手の世界を生き続けていく。そんな未来が待っている世界線です。
②ベスト版の世界
「世界が繋がらずにそのまま終わる」つまり、世界が消失してしまう。"飛び立つ" "花が咲く"という言葉をマイナスに捉えた場合の世界。"花が咲く"という言葉に関してはわざと曖昧に書きます。
"飛び立つ"を"この場から飛び立って、去る"と解釈し、
"花が咲く"を"何かをそのように喩えている"のならば…と解釈した場合、以下のようになります。
"相手は痛いくらいにこちらを思っているが、相手は自分の言葉を伝えた後にそのまま何処かへと飛び、消えていった。後には花が咲いたような、そんな景色が残っていた"という世界。
その場合は相手と生き続けるという世界は失われてしまう。そんな世界線の話です。
この曲の個人的な解釈は以上になります。
他の方の解釈が知りたいので、もし自分はこう思ってる、等解釈をお持ちの方がいましたら教えて下さい。お願いします。
②ひかりのディスコ
最新曲です!
この曲はMVも曲も"WORLD OF FANTASY"ことWOFを意識していますよね。
ですが、お互いに似通った部分はあるとしても完全に同じ存在ではありません。
まずはそれぞれの特徴について再確認してみましょう。
◆WOF
光り輝く首都高の空をハイスピードでドライブ。タッチ操作が可能なカーナビが付いた未来の車で夜の空を駆ける。(なおカーナビは途中で誤作動を起こし、強制終了されている。このときには歌詞が表示されている。)
全体的に尖った音で、歌詞も同じフレーズの繰り返しで無機質な印象を与える。
映像には上下対称の加工がされているものの、人物や風景の輪郭ははっきりとしている。
◆ひかりのディスコ
服装や雰囲気、「カセットテープ」という懐かしいアイテムも相まって未来というよりかは過去を感じさせる。
語りかけるかのような、包み込まれるかのような暖かい優しい声、ポップで優しい音が使われていてどこか暖かみのある印象を受ける。
映像には色収差の加工がされており、全体的にぼやけている。それもまた、どこか昔っぽい印象を与えている。
この二曲の共通点は「首都高で車を運転している」「同じフレーズが使われている」ということ。
改めて見比べてみると対になっているような気がします。
これらの特徴から私は以下のように解釈しました。
①未来と過去
これはどういうことかと言うと、同一世界線でWOFが未来、ひかりのディスコが過去だという解釈です。年代としてはWOFははるか未来、ひかりのディスコは80年代といった感じでしょうか。
しかし、ひかりのディスコをまるっきり過去の世界だと解釈するには少し無理があります。(レインボーブリッジの存在)
それはさておき、
年代は違うものの、同じ場所を走る。その場所は時を超えて見守っている。といった感じでしょうか。
②パラレルワールドでの"現在"
これはどういうことかと言うと、WOF世界とひかりの世界が別々に存在している、という解釈です。
つまり、"同じ時間"だとしてもWOF世界では未来的な空間や技術というものは存在し、一方のひかりの世界ではまだカセットテープが用いられており、WOF世界と比べると技術面ではまだまだ…と言ったところでしょうか。
ただ、WOF世界では無機質でどこか冷たい空間が広がり、ひかりの世界では人と人とが繋がっている、どこか暖かい空間が広がっている。
そんな対比なのではないかな、と解釈しています。
この二曲の関係性についてもっと知りたいので解釈をお持ちの方がいましたら是非教えて下さい、お願いします。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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