沖縄の人が「沖ツラ」の沖縄を深掘りしてみる　いちち#5

2025年2月3日 22:53

ハイサ〜イ！

今日は忙しいよ〜（パロディもね・・・）

↓前回

行きましょうね〜は誘ってない

沖縄には他にも独特な言い回しはたくさんありますが、確かに「行きましょうね〜」は誤解を生みやすいですね。とはいえ、おそらくみなさんこれはすでに知ってたのではないでしょうか？かの「ケンミンショー」でも取り上げられたこともありますから、沖縄の人が知り合いにいなくても知っている人はいると思います。

でーじなとーん！ユニオン閉まってる！

てんすけーの鼻歌ですが、沖縄のローカルスーパー「ユニオン」のCMソングです。沖縄県民なら誰でも歌えます。絶対。他県にも県民なら歌えるCMソングいくつかあると思いますが、果たして沖縄のものを今後てんすけーは鼻歌で歌うのでしょうか・・・。

余談、というか本題ですが、沖縄県民は台風の強さの目安として気象庁・・・ではなく台風の中心気圧（hPa）とユニオンが開いているかどうかで判断します。ユニオンは24時間営業で、よっぽどのことがなければ営業しています。テレビ局で言うと、地震や大雨でもアニメを放送するテレ東ですね。ユニオンが閉まる時は相当強い台風であると県民は認識してます。

これさ〜、ふん、てぃーち#1でも紹介したさ〜、ふん

ここで沖メモ入るんかい、と。

ちなみに母シーサーの買い物袋に入っている「くるま麩」、本土のとは違うものです。というか、本土のよりでかいです。見ての通り、切れていない棒状のまんまで売られています。また、密度が低く本土のものと比べてふわふわで、麩チャンプルーによく使われます。

沖縄は車社会だからね〜

沖縄は慢性的な渋滞のせいでバスは当然遅れます。本土でもバスが遅れることはあると思いますが、沖縄のバスは数十分単位で遅れます。原因としては、細長い本島を縦断する形で路線が通っていることや、渋滞が紹介されていましたが、もう一つ、前乗り前降りも遅延の原因ではないかと言われています。沖縄のほとんどの路線ではバスに乗る前にバスから人が降りるのを待ってから乗るので、余計に時間がかかって遅れています。なんでかは知りませんが、じゃあ車使うよね〜ってこと。

県内最大手スーパー「サンエー」

県内のローカルスーパーには先ほど出てきた「ユニオン」の他に、最大手の「サンエー」があります。他にショッピングモールといったら、一応「イオン琉球」もありますが、やはりイオンは都会の方のデバートに行っている感じで、サンエーの方が親しみやすいですね。

1話の間に「ユニオン」と「サンエー」が出てきて、今後「かねひで」とか出てくるんか・・・！？

ちなみにうるま市には「メインシティ」、那覇には「メインプレイス（サンエーメインプレイス店）」があります。うるま市民はどっちも知っていますが、那覇の人に「メインシティ」の話をすると、「何それ」と言われてバカショックを受けたことがあります。狭い沖縄なのに、トホホ・・・。

ローカルタレント再び

↑で紹介した護得久栄昇先生が再登場し、↓で紹介した泉&やよいが初登場しました。

お二人が出演されていた「十時茶まで待てない！」というローカル番組が本当にあります。まさかアニメの中で見るとは・・・。ただ3年ほど前に「おやすみ」という形で放送が終わっています。

沖縄の年間行事は旧暦

沖縄も夏になると「お盆」をしますが、沖縄では行事は旧暦で行います。本土では大きく分けで、新暦7月15日のお盆と新暦8月15日のお盆があります。7月に行うお盆に対して8月の方を「旧盆」と呼んでいるところもあるそうですが、沖縄の「旧盆」は新暦ではなくて旧暦の7月15日（＝旧暦盆）となります。そのため、毎年日にちが変わります。

そのほか、沖縄はお正月（なお、おせちやお雑煮文化はなく、オードブルなどで祝う）のほかに、旧暦の旧正月も祝います。それぞれ本土のものとは違う点もあります。例えば、旧盆は4日間ではなく3日間などですね。

ピシッとかりゆし

沖縄では正装として「かりゆしウェア」があります。ここでいう「正装」とは、本土でいうビジネススーツです。つまり、沖縄では「ビジネススーツ＝かりゆしウェア」です。普段スーツを着用する銀行員や政治家なども、沖縄ではかりゆしウェアです。かりゆしウェアが買える「サンエー」の店員さんもみんなかりゆしウェアを着ています。

ニュースで沖縄県知事がかりゆしウェアを着ている映像を見たことがありませんか？バカンス気分で仕事をしているわけでなく、スーツとして着用しています。また、毎年クールビズの一環で沖縄県から内閣へかりゆしウェアが贈られています。

ちなみに、「かりゆし」とは方言で「めでたい」という意。作中でも結婚式の正装として着用されると紹介されていました。

また、お葬式などにもかりゆしウェアを着用します。その場合は「フォーマルかりゆし」としてお葬式用のかりゆしが別であります。

作中でもアロハシャツとの違いが曖昧・・・とありましたが、確かに曖昧です。一応、ビビッドな色使いはアロハシャツに多く、かりゆしウェアは沖縄っぽいデザイン（シーサー、ゴーヤー、三線、首里城などなど）があしらわれていることが多いです。

デザインについても、年代によって似合う柄があります。若い人なら以下のように元気で派手目な柄が似合います。

中年くらいの方ならもう少し落ち着いたものを。

ご年配の方はゴリゴリの伝統デザインで。

もしかりゆしウェアを購入するような機会があれば、上の画像にあるタグがある商品から選ぶようにすれば、確実にお手にとっているものが「かりゆしウェア」であるので安心です。

また、よくかりゆしウェアを買って着て歩いている観光客を見ますが、だいたい短パンと一緒に着ています。いやいや、それはアロハシャツの着方ですよと（知らんけど）。かりゆしウェアの着方ですが、上はかりゆし一枚（肌着を着てもOK）で、男性の場合、下はスラックスまたはチノパン、女性はパンツやビジネススカートなどが良いですね（知らんけど）。