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目に焼き付けたい記憶

年末から年始にかけて我が家は大忙し。
2時間くらい移動にかかる帰省があるから、
とかじゃなくて体調不良のオンパレード。

娘が結膜炎になったかと思えば、翌日は中耳炎。
仕事を休んで病院に駆け込む年末から始まり
娘も息子も病院が休暇に入ってから風邪症状。
しかも、親2人に移るときたもんだ。

夫はなかなか風邪をひくことがないが、
今回はとても長引いている。
1年の疲れが今ここに、といった感じ。
私はというものの、風邪が悪化し咳喘息を発症。
しかも薬がないじゃない。

夫の実家へ帰省する大晦日のタイミングには
皆症状が落ちつき安心して出向けた。
恒例のすき焼きを食べ、
甥っ子姪っ子と遊ぶ流れはとてもいい時間だった。
テレビをつける習慣はあまりない義実家では、
人との時間をゆっくり作れるメリットがある。

大晦日お正月くらい好きな番組が観たいという気持ちもなくはないが、これもまた好きな環境だ。

年が明け家に帰り、また翌日は実家への帰省。
姉の子供たちとのお年玉のやりとりは特殊で、誰がいくら当たるかわからないお年玉くじと、お菓子のくじ。

長年続けてきたものではあるが、結婚を機に甥っ子姪っ子合わせて8人ともなるとお年玉貧乏であることを姉に告白し、昨年から始まったそれは子供たちも大人も楽しめるイベントとなった。

今年は姉がくじを作る予定だったが姉一家も年末の体調不良で時間がなかったため、急遽私が用意することになった。元旦の夜に買い出しをしたおかげもあり無事そのイベントは完走。子供たちも大いに盛り上がり楽しく過ごせたまではよかった。

翌日、子供たちが発熱やら嘔吐やら風邪のぶり返しが始まった。もしや治りかけ同士の掛け合せがおきたか?と、とんでもなくてんやわんや。

でも食欲以外の元気はある子供たちは外出こそできないものの、家の中で仲良く遊んでいた。
お出かけをやめたことで、家族団欒の時間は増える。私は家にいるのが1番落ち着くし、家族揃った時間がとても好きだ。

いつの間にか弟の面倒をしっかりとみれる姉となった娘が、おもちゃを渡してあげたり、お茶を飲ませてあげたりする姿に胸が熱くなった。

あぁ、成長してる。

まだママと寝るってくっついてくる娘も
あかちゃんだね〜というと甘えんぼ!と怒る娘も
しっかりとした姉なんだ。
頼れるねぇねが大好きでくっついたり追いかける息子を見る度に

あぁ、2人産んでよかった。
と思うのだった。

だがしばらくすると喧嘩は起こるもので、もはやそれは免れないものだと思っているけど、仲裁が必要なことも。

大体が、息子が原因。まぁルールというのが分からないからしょうがないものである。

でも今回は癇癪を起こし、おしゃぶりを投げて娘にクリーンヒット。完全に息子が悪い。

「息子くん、ねぇね痛いよ。
ちゃんとごめんなさいしようね?」と促した私。

すると、ごめんなさいをまだ言えない1歳児は
娘に許しを乞うようにぎゅっとハグをした。

どうも~、ありがとう〜を
膝の屈伸で表現することは知っていたが
こんな表現するとは。初めて見た。
思わぬ息子の行動に娘も嬉しくなってすぐに許してたし、私も愛しさで感情が爆発した。

年が1歳とちょっとしか離れてない姉弟でも、しっかりと仲直りできる方法を知っていた。成長スピードが早い。そしてその成長を間近で見れるのが嬉しい。夫と共有できることも。

ゆっくり家族と過ごす時間ってとっても幸せ。
まだあと何日も休みが続けばいいのに。


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