今更な白銀の墟 玄の月の感想…
ともかくも小野先生ありがとう!しかない…!未だに情報量が多くて処理しきれていなくて、ありきたりな感想だけれど、良かった…!!
1・2巻は無駄に長引かせているという意見もあったけれど、個人的には全くそうは思えず、表舞台には本来なら立たない人たちが細やかに描かれていて、逆に小野先生の本領発揮を感じた。そういった平民的な人たちを描くことで、主要なキャラクターがもっと生き生きと感じられるというのもあるし…。
名前もなかったけど、沙包(おてだま)を供え物の中に入れた少女なんかも好きだし、人の良いさそうな土匪おじいちゃんたちや(杵臼(しょきゅう)…涙!))、園子や回生も…。なんとなく自然と同じ視点でいれる人がそこここにいるので、物語もすすめやすかったと思う。
ファンにとっては、あちらこちらで今までの十二国記で出てきた人や妖魔もちらちらさり気なく出てきていて、そのたび興奮させられていたなぁ…。賓満(ひんまん)とか、悪く使われているのになぜか嬉しくなったりw今作では荒民がおもに「こうみん」とそのまま音読みだったけれど、もう「なんみん」としか読めなかったり…。黄朱の民とか騎獣の捕らえ方とか、才国の昇山者たちとか…!「先生」とかぁぁぁ…!
最後らへんの延主従はおいしいところをかっさらっていったという気もするけれど、相変わらずな感じでほっこりも…。六太が健気でかわいかった…。
嬉しい場面もたくさんあったけど、悲しい場面も沢山で…。今作で初めて出てきた人が亡くなったり傀儡化してしまったり…。
疑問点もいろいろとあるけれど、良かった~。小野先生本当に感謝です(>_<)
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