蓮ノ空 ラブライブ!北陸予選について
前置き
12月28日に行われたラブライブ!北陸予選。
蓮ノ空女学院の今後を担うそのステージにおいて、3ユニット合同で披露された楽曲「Link to the FUTURE」。
私はライブでこの楽曲を見たとき、もやもやした不完全燃焼感のような物を感じました。
もしかしたら同じ感想を抱いた方もいらっしゃるかも知れませんし、あのライブを清々しい気持ちで終えられた方もいると思います。
ここに記すのはあくまで私が感じたことなので私の主観を多分に含みます。
こんな意見もあるんだ程度で読んでいただけると幸いです。
本題
私が引っ掛かったのは「3ユニットでラブライブ!に出場した」ということです。
1ユニットごとでも無く。1グループとしてでもなく。3ユニットで1つの歌を歌ったことに、北陸大会当日からずっと違和感を抱いていました。
「スクールアイドルクラブの面々はそれぞれやりたいことがあってユニットを組んでいる。グループとして出るということはその色を失ってしまう」
梢先輩も言っていた通り蓮ノ空の基本方針はユニット活動です。
「肝心なときにばかり全体で出場したらユニットを組んで切磋琢磨している理由が無くなってしまう」という台詞はグループとして出たい、出て欲しいという意見に対する明確な答えであり、この言葉には深く感銘を受けたことを覚えています。
しかし北陸予選で歌われた「Link to the FUTURE」は6人で全員で披露されました。
活動記録を見ている私たちはそれが3ユニットの繋がりで披露されたものだと理解できるかもしれません。しかし、それらの裏事情を知らずに彼女たちのステージを見た場合はどう思うでしょうか。
きっと「予選を突破した3グループが1つのグループとして曲を披露した」と考えるはずです。
活動記録を見ていた私も「Link to the FUTURE」を3ユニットで歌ったと割りきることは出来ませんでした。
6人でステージに立っている以上、端から見たらグループで歌っているように見えてしまいます。
6人に見えるか2人×3ユニットに見えるかは人によると思います。
直前の通信量イベントで彼女たちの世界への没入感が高まっていただけに、北陸予選はいわゆる「神の視点」ではなく「1人のファン」として見ている部分が多かったのだと思います。
「スクールアイドルクラブの1ファンではあるけれど、知らないはずの彼女たちの裏事情を知っている」という歪な状態でライブを見たことによって、先述した「肝心なときだけ全体で出場している」ように見えてしまい、ユニットで活動している意味が軽薄に見えてしまいました。
蓮ノ空を救うためにグループとして出るというならばそれも良かったと思います。
現状3ユニットで出場した理由が「メンバー自身が悲しまないため」しかないのが腑に落ちない部分を助長しているのだと思います。
3ユニットとして出場する意味と理由をもう少し明白に示して欲しかったです。
あとがき
ここまで否定的な意見を述べてきましたが、私は蓮ノ空が大好きです。
だからこそその時に思ったこと、感じたことを大切にしていこうと思っています。コンテンツを愛することとコンテンツの全てを肯定することは別だと思いますから。
つらつらと書いてきましたが、年始にはラブライブ!決勝大会があります。
彼女たちが選んだ道の行き着く先がどのような結末を迎えるのか。
今から楽しみです。
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