飲食店のキラーメニュー作り ③
■飲食店のキラーメニュー作り ③■
~五感を刺激する演出方法~
「ボリューム感で食欲を刺激するコツ」
料理のシズル感の中で、重要なのが見た目のボリューム感です。
このボリューム感がないと、食欲は刺激されませんし、お値打ち感もなかなか伝わりにくくなってしまいます。
例えば、この食材はとても高価な食材だからと言って、少ししか盛り付けられないのであれば、客には伝わりません。
それだけボリューム感は重要なのです。
ボリューム感をみせるテクニックはいくつかあります。
① 器からワザとはみ出すように盛り付ける。
少し小さめの器に盛って、ワザとはみ出すことで見た目のボリューム感を演出するテクニックです。
器に空白の部分が多いと、貧相に見えてボリューム感は刺激されません。
② 高さをつけて盛り付ける。
例えば、天丼の天ぷらが立つように盛り付けて、高さを見せることでボリューム感を演出するテクニックです。
天ぷらが平らに盛ってあると、量が少なく見えてこれもボリューム感は刺激されないでしょう。
③ 合い盛りにする。
最後に合い盛りというテクニックもあります。
焼き鳥や焼き肉など味付けが同じ場合、単品を単品のまま提供しないで大きめなお皿に一緒に盛り付けて提供してボリューム感を演出します。
盛り付けの工夫で、ボリューム感を出し視覚を刺激する演出をしましょう。
これ以外にも、数々の演出手法はありますが、まずボリューム感で食欲を刺激するという手法を実践できるようにすることで料理は見違えるようにおいしさを高めることができるようになります。