電子工作の展示会Tsukuba Mini Maker Faire 2020に参加しました
『Tsukuba Mini Maker Faire 2020』に参加した。
電子工作のコミケ的イベントで、ものづくり好きの人(主に一般の人)が、作ったものを展示するイベントだ。(一部販売もあり)
個人で作ったロボットや謎のガシェット、楽器などがたくさん見られる。出展の(技術的な)敷居は高くないため、アイデア勝負の作品も沢山あり非常に面白い。
僕も一応、出展サークルの一員として参加した。が、今回は本当に手伝いだけで他のメンバーにも悪いので、紹介はしないでおこう。面白かった他の展示を紹介したい。
これが一番凄かった。ルービック・キューブが宙に浮いており、内蔵されたモータで自動的に回転し、自動で六面揃う。
まず技術面で凄い。内部にモータもマイコン(だと思う)、バッテリーも入れて動作させてしまうのは趣味のレベルではないと思う。
また展示物としても、ひと目でどういうロボットなのか分かるし、操作(挙動)も一発で分かるようになっている。子供達も大興奮していた。理想的な展示だ。
パズドラの最適解を(物理的に)操作してくれるロボット。画像処理で色認識しているらしい。ソフトをいじらずハードでやろうとする所がキュート。ごつくて愛らしい。
・『対戦型シューティングゲーム』
同人とは思えないクオリティ。操作は足元のwii fitで、体重移動で操作する。しかも2人一組で、二人の体重移動で自機を操るという高難易度。
またミサイル発射ボタンが秀逸で、外見はスポンジで出来ているのだが、奥側に距離センサが入っており、スポンジが押されたかどうかを検知している。
あえて力覚センサを避けたところがユーザビリティ溢れていて、デザイン的にも可愛い。
厚紙とゴム動力で出来た二足歩行ロボット。可愛い!
同人のものづくりユーザーは「あえて厳しい状況で創る」事に面白さを感じる人が多いのだが、流石に紙とゴムで創るのは相当難しそうだ。
しかも、強度が不安な素材なのに穴がたくさん開けられていて、「軽量化ですか?」と聞いたら「いや、単なるデザインです」とのこと。拘りがすごい。
・雑感
僕は元エンジニア(ソフトではなくハード)で、「別にものづくりが好きではないので」という理由(それだけじゃないけど)で別業種に転職したのだが、人の作品を見ると、やはり何か作りたくなる。
ものづくりをしている人は、皆とても楽しそうにしているのがとても良い。何かを作っていると時間を忘れて熱中する時がある。人生に必要なのは「生きる意味」なんかよりも「熱中している時間」なのかもしれない。
僕はエンジニアを辞めてしまったし、時間に追われて物を造る辛さも知っているつもりだけど、趣味でちょこちょこ変なものを造るのは良いかもしれない。真賀田四季だって子供の頃はずっと工作していたらしいし……。
そんな訳で、今日は家でpythonをいじっていたら一日が終わってしまった。色々やりたいことはあったんだけど……まあ楽しかったから良いか。Maker Fare出展者の皆様のお陰です。