【ゲーム録】『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』(任天堂、switch、2024)
2Dゼルダを超久しぶりに遊んだ。ゼルダ姫が主人公、操作キャラの変わり種ゼルダ。今回の主人公は、調度品や倒した魔物を記憶し、そのコピーを出現させる能力を持つ。箱やベッドを積み上げて足場にしたり、敵のコピーを敵と戦わせることが可能。
パズル要素多目。倉庫番のような謎解きが多数。また、画面がサイドビューに切り替わった時は、往年の初代ファミコンの隠れた名作、コナミの『火の鳥』を思い出した。
敵のコピーを敵と戦わせる仕掛けは、『神々のトライフォース』にあった、蜂のギミックを思い出す。神トラで草刈りをしていると、たまに蜂が出てきて襲われるのだが、虫取り網で捕まえて一度瓶に入れると、何故かこちらの味方になって、再度解き放った時に敵を攻撃してくれる。この蜂のギミックを、多様化させ、進化させた感じでもあるし、ポケモンを2Dアクションゲームのフォーマットでやっているとも言える。
敵同士にも相性があって、氷の敵には炎を出す敵を放ち、空中の敵には空飛ぶ敵で対抗する。動きが遅いが硬い重装兵(タートナック)を繰り出すと、群がって来る敵を一掃してくれて心強いが、間合いを取りながら飛び道具を使う敵(槍モリブリン)にはやられてしまったりする。
ただ終盤は、やはり遠隔攻撃が強く、ボス戦でもウィズローブ(初代ゼルダから出て来る魔法使いの敵。遠くから魔法攻撃を放った後、姿を消しテレポートする)ばかり使っていた。今回のゼルダは、ラスボス戦までウィズローブゲー。魔法使いが強いのは嬉しい。
このコピー能力とは別に、マイキャラの能力として、離れた場所にあるモノを持ち上げたり、引っ張ったりする能力がある。その能力を用いた謎解きもまた多数。やれることが多いので、使用するボタン数も多く、慣れるまで若干戸惑う。
難易度は全体的に低目で、反射神経が衰えたオッサンでも楽しく遊べ、自力でクリア出来る。個人的には、これぐらいで丁度良い。
ハートの欠片集め、スタンプ集め、力の元集め、衣装集め、アクセサリー集め、スムージーレシピ集め、各種ミニゲームと寄り道要素も豊富で、探索し甲斐がある。本筋のメインクエストとは直接関係の無いダンジョン、隠しボスも多く、ボリューミーで遊び応えがある。スタンプは全て自力で集めたが、ハートの欠片は未だコンプリート出来ていない。
エンディングまで遊んだが、総プレイ時間や、全滅回数などの表示は特に無し。