12月10日~アジング編その2~
<海況の変化>
~前回の続きより~
豆アジ数十匹に名を知らぬ魚一匹。楽しかったなぁと思いつつ、釣りをしていると海の様子が少し変わる。風が強くなり、表層が波立ようになってきた。同時に、表層のアジのナブラはどこかへ消えていった。
釣っているテトラ帯は百メートル程にわたり伸びており、テトラを挟んで内海、外海とかなり状況が違った。
・外海→風の影響を受け、波立っており、ナブラは消えている。
・内海→テトラが風よけになるのか、表層は波立っていない。
☆この時、貧乏アングラーはテトラの先端におり、外海からのテトラ先端を経た内海への流れ込みを考え、テトラ先端の内海側を探ろうと考えた。
根拠は、「もし自分がアジだったら、潮の緩い場所で、流れ込むベイトを狙う」から(笑)
一投目、着水と同時に糸ふけを取ろうとするが、風にあおられ、良くない状況。ラインテンションを確認できるほどに、糸ふけをとると、
「なんか食いついてる。。。」
リールの回転を上げ、フッキングをすると、「ジジジジ!」
と、ドラグが一気に出される。
豆アジ用にセットしていたので、最初のやり取りでだいぶ糸を出されたが、テトラを気にしながら魚を上げてくると
36cmの太い尺アジが釣れてくれた。正直、上がってきた時には、小さいイナダ?と思ったが、ネットに入れてアジだと驚愕!12月の真昼間、このレベルのサイズに出会えると思っていなかったので、期待が膨らむ。
2投目、前回の反省を生かし、糸ふけを出さないよう抑えながらのキャスト。すぐにラインテンションを張り、アタリを待つが、着底まで反応なし。その後、竿先を少し跳ね上げるように、浮かせた瞬間、
「チョン。。。。」
という優しいアタリ
合わせると、先ほどと同じ重さを感じる。テトラを回避しながら慎重に巻いてくると、
今度は30㎝程のサバ。30㎝サイズのアジとサバの群れがテトラに居ついている。
この状況で、自分で考えながら、探り当てられた達成感がなんとも言えない。おそらく、春や夏のパターンでは釣れないであろうポイント。自分の引き出しが1つ増えたように思う。
その後も、アジ・サバと同サイズが追加してくるが、5匹目をかけたところで、テトラに擦れてラインブレイク。
沈みテトラや根が点在しているポイントで、3lb程度のショックリーダーだとやり取りが厳しい・・・と思いながら、エギング用の8lbのフロロカーボンのリーダーをセットしてみた。
この後、この選択が大きな失敗になるとも考えずに。。。
次回、ラインの太さとアジングについて考察をしていく。