天下一大富豪大会
みなさんこんにちは。エリザベス女王杯でレガレイラの進路が狭くなった瞬間、競馬の引退を確信しました。皆さん今までありがとうございました。
先日、トランプの「大富豪」を競う大会、その名も「天下一大富豪大会」に参加する機会をいただきました。仕事としてはMCも兼ねていたのですが、選手としても参戦できるという、まさに「ダブルで楽しめる」お仕事です。会場は名古屋の「中日ホール&カンファレンス」で、各地で行われた予選を勝ち抜いた猛者たちが集結し、熱い戦いが繰り広げられました。
大富豪の大会に棋士である僕がどうして?と、疑問に思われるかもしれません。それは、僕のYouTubeチャンネル「将棋放浪記」に端を発しているのです。去年、棋士同士でトランプの大富豪を真剣に対決する動画をアップしたところ、なんとその動画を大富豪連盟の方がご覧になっていたんですね。ありがたいことにそこから声がかかり、昨年に続き、今年もMCを務めさせていただくことになったのです。そして、今回、なんと選手としても参戦させていただけることになり、個人的に非常にワクワクしていました!
大会の優勝賞品はなんとフランス車「シトロエンDS4」。大富豪の大会の賞品にしては豪華すぎる!?いやいや、それだけ大富豪という遊びにかける皆さんの情熱がすごいのです。ルールも全国各地で様々ですが、日本大富豪連盟の公式ルールでプレイします。主なルールとしては「革命」「8切り(やぎり)」「都落ち」「スートしばり」「スペード3返し」があり、ジョーカーや2、8、スペード3といった強いカードの使い方ひとつで大きく勝敗を左右します。
当日、新幹線で名古屋に向かい、会場に到着して仕事内容を確認した後、早めに来ていた参加者の方々とルール確認も兼ねた練習をさせていただきました。練習段階から参加者の皆さんがとてもフレンドリーで、いろいろなアドバイスをいただいたのが本当にありがたかったですね。開会式が終わり、いよいよゲームスタート。僕は決勝ステージという短期決戦だったため、迷うことなく「大富豪」を狙うスタイルで臨みました。とはいえ、予選を勝ち上がってきた方々は非常に強く、ファーストステージで敗退するという結果に…。
実際に対戦してみて痛感したのは、ただトップを目指すだけではなく、状況に応じて立ち回りを変える重要性です。ジョーカーや2の使いどころももちろん重要ですが、大富豪になった際の「都落ち」リスクもあり、ポイントを狙いに行くのか、それとも手堅く富豪で4ポイントを確保するか、様々な駆け引きが求められます。特に「貧民」や「大貧民」に落ちたときの粘りの戦術が大切で、決して気を抜けない奥深さがありました。
会場には老若男女さまざまな参加者が集まっており、特に印象的だったのは小学生の選手が決勝戦に進出していたことです。場の空気を読んだり、カードの流れを覚えたりする姿に思わず応援したくなりました。そして、会場全体がゲームへの情熱と楽しさで包まれていて、あらためて「大富豪」が単なるトランプ遊びを超えた競技として愛されていることを実感しました。
これからも全国で定期的に大会が行われるようなので、興味が湧いた方はぜひ日本大富豪連盟のホームページをチェックしてみてください。優勝賞品にフランス車があるなんて、そうそうないイベントですし、実際に体験すると本当に面白いですよ!日本大富豪連盟のホームページはこちら。
というわけで、将棋とは一味違った「大富豪」の世界でお仕事をさせていただいたお話でした。次回も機会があれば、ぜひ再チャレンジしてみたいものです!
さて、競馬の復帰戦がやってきました。今週はマイルCS。
チャリンという強い外国馬が来てお金がチャリン
こんなことを言っている人は甘いですね。甘すぎる!
ブレイディヴェーグで鉄板と見ます。
皆さんも良い競馬ライフを!