“行かない理由”を超越できるように。
先日お会いしたファンの方が、お仕事をやめて実家に帰ることにしたそうで。それに伴って推し活も卒業するからと最後に会いに来てくれました。悲しいお知らせではありましたが、15年以上このお仕事をしていると数えきれない出会いと別れを経験したのでそういう話は珍しくないです。とはいえ、別れは何度経験しても寂しいもの。この一件をきっかけに、ふといろんなことを思ったので今回はそんな話を書いてみようと思います。
最近地方によく行っていることで「〇〇県にも来てほしい」とコメントをもらいます。私もできることなら47都道府県余すことなく行ってみんなに会えたらいいなと思うけど現実的にはなかなか難しい。仕事で行く場所には偏りがあり、ロケで行ったら告知もできないしで、行くだけでは会えないんですよね。それだけに少し遠くても県を跨いで会いに来てくれたり仕事や予定を調整してくれて本当に有難いな〜といつも思います。でも来て来て〜ってばかりのコメントを目にすると、たまにはそちら側も会いにくることを検討してもらえないだろうか?と思うのも正直なところあります(笑)。
「推しは推せる時に推せ」なんて言葉を目にした時、最初はあまりピンと来なかったんですが、年を重ねて少しだけ分かってきた気がします。昔は毎月いろんなイベントをしていて皆に会える機会が沢山ありました。撮影会や生配信、トークイベント、舞台も面会できたのでその場で感想を聞けていました。でもコロナや環境が変わったことで直接会える機会は減りました。推される側が言うのも烏滸がましいのかもしれませんが、いつ会えなくなるか分からないからこそ一つ一つの機会を大事にしたいなって改めて思います。
(ファンの方が)転勤になったり、結婚したり推し変したり。あらゆる理由で会えなくなった人が沢山いて。一度来てくれたけどそれっきりなんてパターンは山ほどあります。「何がいけなかったんだろう」「またふらっと来てくれるだろうか」と考えたり、結構気にしてるんですよ(笑)。なるべく会えるイベントを!と計画しても「誰も来ないんじゃない?」「みんな忙しいもんなぁ」って躊躇することばかり。
ファン同士で「あの人がいるから行きたくない」とかって話も何度か聞いた事があります。そういう時に思い出すのは昔一緒に仕事したアイドルの子の一言。
「私を好きで会いたいという気持ちよりも何かが”嫌だ”って気持ちの方が強いなら仕方ない」
推し被りが嫌だとか、遠くて行けないとかお金が無いから無理とか、来ない理由はいっぱいあって。会いたいけどそこまでしなくても…と思われているうちは、私の魅力が足りないからだなと思うようにしています。
欲しいなって思う服を誰かが着ていて同じのは嫌だって思っても、欲しい気持ちの方が強ければ買うし、みんなが嫌う人でも自分がいい人だと思ったら仲良くするし。懸念する材料があったとしても、最後に決めるのは自分ですから。無理してきてほしいってわけじゃなくてそう思われるくらいの人間にならねば!って思うんですよ。行かない理由よりも行きたい理由が増えるように、そう思われる存在になりたいものです。
だからこそ何かを超越して「会いたい」「応援したい」と思ってもらえることは奇跡に近い。なぜなら人一人の心を動かして人生に影響を与えてるんだから。昔女優になりたいと思った時の自分と同じく感化されて行動に移せるってことは簡単な事じゃない。なので会いに来てくれる人には「来てよかった」と思ってもらえるように努めたいな、という気持ちを忘れないようにしたいです。
10月に毎日やっている「ビール女子。」の動画が4000日を迎えるのでそのイベントに向けて準備をしている中、いつもインスタのコメントで「一緒に飲みたい」と書いてくれる人いっぱいいるのに、実際にそういう人とはお目にかからないなって思ってみたり。近かったら行くんだけどなーってコメントも、なんともいえない気持ちになります。遠くても近くてもいつも来てくれる方はいて、初めてで勇気出してきてくれる人もいるし、ながーく応援してくれる人もいる。そういう方々を大切にすればいい!っていうのはもちろんだけど、このお仕事は”推してくれてる人=分母”を増やすのが重要だったりするので、多くのまだ見ぬ出会いも重要。どんなイベントなら来たくなるのか、どういう内容なら楽しいと思ってもらえるのか、どうしたらまた明日も頑張ろうって気持ちになれるのか…いっぱい悩んで考えて計画するので、皆来てくれー!!
さて、最近なかなか当たらない天野ですが(笑)、それでも自分を曲げない!そんな先週の競馬を振り返ります。
22日中山7Rで2着3着が10−14だったんですよ。10が軸だったので3連単1着ながしマルチなら取れたかと思いきや、1着⑦マンウォルは盲点でした(みねたさんの予想をちゃんとチェックしておけば…)。ワイドボックスで8−10−14買っておけば良かったなぁって思うけど、どうしても意思を曲げるのが嫌なあまのじゃくです。3連単と決めたからには3連単で当たるまでは続けたいですよね。
神戸新聞杯は大外のメイショウタバルを本命にしたらお見事1着!しかしジューンテイクとショウナンラプンタ買ってなかった。だってメイショウタバルが2番人気だったので2〜3着は人気薄狙いたいじゃないですか。3連単は点数多くなりがちだから絞って欲を出すとこうなるのか。人気馬決着ではありましたが3連単33790円だったので押さえておくべきでした。
先日競馬が好きな人たちと話した時に思ったのが高額配当を当てた時は3連単じゃない買い方をしてるな〜って思ったんです。馬連とか複勝とかを厚めに買ったらそれが化けた!みたいな感じでした。そう思うと私は20点各100円、みたいな1点につき100円以上を賭けないので全然違うんだなと思いました。自信があるからここは厚く買おう、とかこのレースは点数少なく金額を多めに…って臨機応変にする方の方が割合的には多いのかな。その方が的中率は上がりそうな気がしてくるけど、やっぱり特大ホームランを目指したくなっちゃいます(笑)。