将棋会館に行こう！
どうも。先日の秋華賞で２着のボンドガールを買えなくて見事に散った藤森です。武豊先生ごめんなさい。
本命は勝ったチェルヴィニア、 ステレンボッシュも３着以内には来るだろうということで、そこは合っていたんですよ。なぜかと言うと秋華賞は馬体重が増えてきた馬が好走するイメージがあって、チェルヴィニアは＋８キロ、ステレンボッシュは＋１０キロで明らかなパワーアップと読みました。これで馬券の勝ちを確信したんですよ。ただこの１番人気と２番人気のワイドを買うなんて、そんなことはできません。３頭目を探す３連複の旅をはじめたのですが、そこでタガノエルピーダに目が行ってしまい、厚めに買ってしまいました。良かった点は３番人気のクイーンズウォークと４番人気のミアネーロを消せたこと。ただボンドガールが買えなかった。。。
というわけで秋のG１シーズンがスタートしたばっかりなのに競馬の引退が決まりました。皆様今までありがとうございました。
さて将棋の話に行こうと思います。建設中の新しい将棋会館がついに完成しました！場所はJR千駄ヶ谷駅の目の前、アクセスも抜群。先日、将棋連盟の関係者に案内してもらい、早速中を見せてもらいましたが、その広さと美しさにビックリ。畳の新しい香りが漂う対局室は、とても素晴らしく「時代が変わったなぁ」と感じました。ここで公式戦を指すと思うと、自然と気持ちが引き締まります。
驚きはそれだけではありません。天井を見上げると、なんと中継用のカメラが常設されていました。これまでとは違い、メディアや中継に対する配慮が格段に進化しています。これから将棋の対局がさらに身近に、そしてリアルに感じられるようになると思います。将棋ファンにとっては嬉しいニュースですよね！時代がどんどん進んでいることをしみじみ感じました。
対局室の数も大幅に増えました。以前の会館は8室でしたが、新しい会館では12室に増設され、最大で26局同時に指せるようになりました。つまり、これまでの倍近い対局が一度に行われるわけです。
そして、新会館には将棋ファンに嬉しいサプライズがたくさん。特にカフェ「棋の音」ではユニークなメニューが目白押しです。訪れた日は、なんと将棋連盟の会長である羽生善治九段の顔がカプチーノに描かれていました！正直、恐れ多くて飲めません（笑）。こういったユニークな体験ができるのは、ファンにとって最高の思い出になるでしょう。
ほかにも、将棋にちなんだ名前のカレーや、将棋関連グッズを販売している売店、さらには将棋道場まで完備されていて、まさに将棋のテーマパークといった感じです。これらの施設はすでに10月1日からオープンしていますので、ぜひ一度は足を運んでみてください！
僕が初めて東京の将棋会館に足を踏み入れたのは小学3年生のとき。それから毎週末、道場に通い続け、小学6年生で奨励会に入り、24歳でプロ棋士になりました。あの将棋会館で過ごした時間は、まるで実家のように懐かしく、思い出が詰まっています。なので、長年親しんできた現将棋会館がなくなるのは少し寂しい気持ちもありますが、新しい会館が持つ未来の可能性には期待が膨らんでいます。
さらに関西将棋会館も高槻市に移転し、将棋界全体が新しい時代へと進化しています。これからの将棋界の未来にワクワクしながら、ファンの皆さんにもぜひ一度、新しい将棋会館を訪れていただきたいです。将棋を楽しんでくださいね！
さあ、話を競馬に戻しましょう。今週は菊花賞。
ヘデントールに注目しています。これはかなり強い馬とみます。
馬券炸裂で一気に復活だー！皆様も良い競馬ライフを！
ふじもりてつや
1987年生まれ。将棋棋士 五段。「迷ったら攻める」「攻めっ気120%」の棋風で知られる。映画 「３月のライオン」 前編・後編では俳優陣への将棋指導・監修を担当するなど、将棋の普及に尽力しており、自身のYouTube『将棋放浪記』は、チャンネル登録者数16.7万人を誇る。著書多数。
YouTubeチャンネル：将棋放浪記