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小倉ダートの含水率での出し入れは、短い夏の小倉開催に連闘や中1週で出走してくる馬に効果的

馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
 その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

立川優馬の最新刊『回収率を5%ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本 実践編』は好評発売中。イラストやデータ等を交えて、回収率を底上げするための様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

●今回のポイント

〇小倉ダートは含水率が高いと内枠有利、含水率が低いと外枠有利に傾く
〇今年の3回小倉は梅雨時期に当たるので、週末が雨の可能性が高い
〇8日間しかない小倉開催で、連闘や中1週で出走してくる馬の条件替わりが高配当を演出する

先週の福島芝は、芝の育成状態がよかったこともありますが、土曜朝の雨が少量だったことから、散水を控えていた分で超高速馬場となりました。ラジオNIKEEI賞は1.45.3でコースレコードタイ、ほかのコースも軒並み時計が出ていました。
その結果、先行有利を通り越して、オーバーペースかつ高速上がりが出るために差し届く馬場になっており、土曜は苦戦したものの、日曜には馬場にフィックスしてラジオNIKKEI賞を完璧に仕留めることができました。ローカル競馬はやはり適性やバイアスの影響が強く出るので面白いですね。

さて、今週は書籍でも紹介した小倉ダートの含水率別の出し入れについて、改めて確認しておきましょう。このコラムでも第27回で含水率の高い小倉ダートの攻略法を解説したので、そちらも併せてご参考ください。

●先週の小倉ダートはラチ沿い先行有利

先週の小倉は開幕週からまとまった雨に見舞われ、含水率が10%を超えるような重馬場でレースが行われました。もう少し水の浮く馬場になるかなと思っていたので、雨量としては想定より少な目でしたが、やはり高速馬場で3勝クラスの1700mで1.42.6、1勝クラスの1000mで56.9という好時計が出ていました。

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