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週末重賞展望|チャンピオンズC・チャレンジC・ステイヤーズS

【チャンピオンズC】

中京ダート1800mは上り坂スタートでテンが流れにくく、初角までの距離が短い影響で内枠各馬が位置を取りやすいコース。向正面半ばまで上り坂が続き基本的にペースが上がりにくい。3,4角は下り坂スパイラルカーブで外を回した馬は不利。

◆注目馬

テーオーケインズ
過去9年のチャンピオンズC 前走地方重賞組の成績
前走1着【2-1-0-9|複勝率25.0%】
前走2~3着【3-2-2-9|複勝率47.1%】
→前走地方の着順を鵜呑みにしない方がいい
本馬の前走JBCクラシックは砂を入れ替えた直後の大井競馬場。非常にタフなレースが目立っていた印象で、実際にJBCクラシックも夏に行われた帝王賞と比較して勝ちタイムが3秒以上も遅い決着。これだけ大きな開きがあると問われる能力も異なるわけで、ぶっちぎった勝ち馬にはタフさで及ばなかったというだけ。能力による敗戦という印象はない。そのほかのレースを見て行くと2走前【帝王賞】はスタート後手で馬群内から仕掛け遅れ気味に差して僅差3着。3走前【ドバイWC】は中団内でHペース&キックバックで進みが悪く、ストレス多い道中。コーナーもスムーズに動けず、直線入口では勝ち馬とヨーイドンの形。それでも前が開いてからの粘り強さは目を見張るものがあり、2着と僅差4着は相当強かった。4走前【川崎記念】も勝負所のロスが響いて2着に敗れたが、最後は勝ち馬との差を詰め直す形でかなり強い。といったように、現役最強格として全く悲観しなくて良いパフォーマンスばかり。今回は自身が過去に勝利したレースの中でも文句なしで1番強かった中京1800mへの舞台戻り。昨年は外を回す厳しい競馬だったが、再度内でじっくり溜める競馬が出来れば巻き返すチャンスはある。

※上記の通り、枠順の重要度が高いレース。枠順確定前の見解として受け取っていただければと思います。


【チャレンジC】

◆注目馬

ガイアフォース
高速馬場が得意な馬で開幕週のチャレンジCを選択したのは正解だろう。前走の天皇賞秋はハイレベルなメンバー相手に5着と健闘。ハイペースを2番手から追いかけて3着と0.4秒差にまとめる素晴らしい走りだった。先行馬少なくスムーズに2,3番手は取れそうなメンバーでコース形態を考えても順当に好走できる条件。是非、来年の大阪杯へと駒を進めてほしい1頭。

テーオーシリウス
1コーナーまでの距離が500mを超え、オーバーペースを引き起こしやすい福島芝2000mでは前走・5走前のように展開不利での敗戦が目立つ。3走前函館記念も同様に展開不利が大きい中での敗戦。この手のタイプは崩れる時はおきく崩れるし、気にしていると馬券を買えなくなるので見なかったことにしていい。2走前小倉記念は1コーナーまでの距離が470mとかなり長い小倉芝2000mではあったが、キレイな馬場状態で前走・3走前ほど苦しい条件ではなかったのが好走要因。今回は逃げ先行馬好みのコースへと変わるし、開幕週もプラス。内枠引いてスムーズ逃げ叶えば巻き返して不思議ない1頭。


【ステイヤーズS】

「長距離は騎手で買え」をいう格言があるが、これはあながち馬鹿にできない格言だと感じている。実際にデータで見ても、2010年以降、芝3000m以上の重賞における外国人騎手の成績は【8-8-5-32,複勝回収率111%】、ルメールJが【9-2-6-9,複勝回収率116%】、福永Jが【5-5-3-18,複勝回収率95%】、武豊Jが【4-3-5-21,複勝回収率101%】となっており、事実として長距離は上手い騎手の信頼度が高いと言える。

◆注目馬

セファーラジエル
騎乗予定の松岡Jはデビュー以来、芝3000m以上重賞において当日単勝100倍以上の馬を除いた成績は【3-3-2-17,複勝回収率152%】と非常に優秀。近年は好走から離れているが、昨年の天皇賞春では14人気マイネルファンロンを6着に持ってくるなど強調できるものがある。経験豊富な鞍上は心強い。
馬に関しても、前走アルゼンチン共和国杯では息の入らない展開で差し追い込み馬が上位を独占した中、4角2番手から2着と0.2秒差はかなり良い内容。中距離では加速力に欠陥があり、瞬時に動けないことで直線では詰まって位置を落とす不利を受けていたし、それでも盛り返してゴール後には勝ち馬に並びかけていくのだから距離が伸びてマイナスはない。豊富なスタミナを存分に活かせるこの条件では評価したい1頭。

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◆かしわうどん
21年9月に活動開始。22年中山牝馬S15番人気クリノプレミアムの的中を筆頭に安定した予想とSNS上での競馬情報発信に定評。Instagramでの発信にも力を入れている。

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