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函館ダート1700m→札幌ダート1700mの出し入れで穴があく
馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。
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立川優馬の最新刊『回収率を5%ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本 実践編』は好評発売中。イラストやデータ等を交えて、回収率を底上げするための様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。
●今回のポイント
〇同じ北海道ローカルでも、小回りの函館競馬場と大回りの札幌競馬場は傾向が違う
〇札幌ダート1700mは逃げ馬不利のコースで、外枠からのマクリ差しが決まりやすい
〇函館ダート1700mを先行して好走した馬や、内枠で好走した馬が、札幌替わりで人気を背負って飛びやすい
先週の函館記念は完敗、みなさんにも申し訳なく思っています。巴賞勝ち馬が函館記念を勝ったのは2005年のエリモハリアー以来で、この年は巴賞が不良馬場で差し有利だったもの。それ以来のイレギュラーを引いてしまいました。
ただ、今年の函館の芝が雨にあまり雨に当たらず、荒れても内枠先行有利が強いままだったのは確か。これが馬場造成の進化によるものであれば、今後は変わっていくかもしれません。来年まで、今回の結果を覚えておきたいところです。
さて、今週は札幌が開幕します。函館競馬場と札幌競馬場は同じ洋芝の競馬場ですが、コース形態が大きく異なるため、もっているレース質も変わってきます。今回は昨年に顕著だったダート1700mの違いについて考えていきます。
●小回りスパイラルカーブの函館競馬場と、大回り通常コーナーの札幌競馬場
ローカル競馬場というと、多くの方が直線が短く、コーナー角のきつい小回りのコースをイメージすると思います。実際に多くのローカル競馬場はそのような形態になっており、決して間違ったイメージというわけではありません。それでもこのイメージが正しい予想の邪魔をしてしまうケースがあります。それが、函館→札幌の開催替わりです。
函館競馬場は、コーナー角が鋭角な小回りコースであり、3~4角にスパイラルカーブを採用しています。対して、札幌競馬場はコーナー角が鈍角な大回りコースであり、3~4角も通常のコーナーを採用しています。このコース形態の差が、レース質の違いを生み出しているのです。
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